ペンで、心を動かすPen&Sports [ペンスポ] です。1月も早くも4週目に突入しました。パリ五輪開幕まで186日です。先週はホッケー女子日本代表が最終予選の3位決定戦、負けたら終わりのラストチャンスで強豪インド(東京五輪4位)に勝利し、6大会連続の五輪出場権を獲得しました。ホッケー関係者には安堵の涙を流した人も多かった壮絶な試合でしたが、試合時間が新聞の締め切り間際だったせいか、ある新聞ではベタ記事以下の「短信」扱い。その「価値判断」に胸を痛めました。今週は卓球の全日本選手権が開幕します。パリ五輪代表選考レースの最後の大会。女子シングルスの2枠目は果たして、平野美宇か伊藤美誠か。※ペンで、心を動かすPen&Sports [ペンスポ] では毎週、独自セレクトで「今週のスポーツCHECK‼」をお送りします。(編集長・原田亜紀夫)
1月22日(月)卓球・全日本選手権
(東京体育館、28日まで)
女子シングルスの「2枠目」は平野か伊藤か
男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルス、男女ジュニアの7種目で日本一を争う。2024年夏のパリ五輪代表選考レースでは最後の大会となる。ともに2枠となっている男女シングルスのうち、特に女子はパリへの切符をかけた大一番だ。選考ポイントでトップに立つ早田ひなは代表内定を確実にしているが、2位の平野美宇と3位の伊藤美誠のポイント差はおよそ35点で、成績次第で逆転の可能性もあり、2枠目をめぐるしびれる戦いが予想される。
現時点で平野が486ポイントで2位、伊藤が451.5ポイントで3位となっているが、平野が逃げ切るか、伊藤が逆転で代表の座をつかむか、この全日本で決着がつく。今回の全日本の成績で獲得できる代表選考ポイントは下記の通り。伊藤が逆転するには平野より2ラウンド上に勝ち上がる必要がある。
●全日本選手権シングルス代表選考ポイント
1位:120ポイント
2位:100ポイント
ベスト4:80ポイント
ベスト8:50ポイント
ベスト16:20ポイント
ベスト32:10ポイント
一方、男子シングルスは、選考ポイントでトップの張本智和と2位の戸上隼輔が代表内定に最も近く、戸上は大会3連覇を、張本は6年ぶり2度目の優勝を目指す。
1月26日(金)スピードスケートW杯ソルトレークシティー大会
(米ユタ州、28日まで)
野球・選抜高校大会選考委員会
(大阪)
1月27日(土) カーリング日本選手権
(北海道・どうぎんカーリングスタジアム、2月4日まで)
2022北京冬季五輪銀メダルのロコ・ソラーレが登場
【大会方式と出場チーム】
男女それぞれ計10チームが出場。5チームずつ2グループに分かれ、1次予選をおこなう。各グループ上位3チームが進出する2次予選により、上位3チームが決勝トーナメントへ。(出場チームは以下の通り)
男子/女子
前年度優勝チーム:SC軽井沢クラブ/ロコ・ソラーレ
前年度準優勝チーム:北見協会/SC軽井沢クラブ
北海道ブロック代表:ロコ・ドラーゴ/北海道銀行
東北ブロック代表:ARCADIA/Koto
関東ブロック代表:チームTANI/GRANDIR
中部ブロック代表:軽井沢KOOrpions/Stella
西日本ブロック代表:岡山CA/チーム広島
ワイルドカード①:TM軽井沢/中部電力
ワイルドカード②:札幌国際大学/フォルティウス
ワイルドカード③:コンサドーレ/ロコ・ステラ
1月28日(日) 陸上・大阪国際女子マラソン
(大阪・ヤンマースタジアム長居発着)
2024年パリ五輪女子マラソン日本代表の最後の1枠を争う「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジ」の一つ。五輪出場権を獲得するには「2時間21分41秒」の設定記録を突破したうえで、3月開催の「名古屋ウィメンズマラソン」を含めた日本人最高タイムとなる必要がある。今大会4度目の優勝を目指す松田瑞生(ダイハツ)、東京五輪マラソン代表・前田穂南選手(天満屋)らがエントリー。
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