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心が、動いた アスリートの言葉。長友「言い続ければ道はつながる」2024年3月

ラグビー・リーグワンは3月17日(第10節)、花園近鉄ライナーズと三重ホンダヒートが対戦、19-20で三重が勝ち、D1昇格後の初勝利を挙げた=写真提供:リーグワン
ラグビーリーグワンは第10節(2024年3月17日)、花園近鉄ライナーズと三重ホンダヒートが対戦、ライナーズは19-20で競り負け10連敗を喫した=写真提供:リーグワン
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3月も終わります。今月も様々なスポーツシーンでアスリートが放つ、心が動く言葉に出会いました。勝っても負けてもアスリートが放つ言葉には思いがこもり、それに私たちは勇気づけられます。「ペンで、心を動かす」をミッションに掲げる”Pen&Sports” [ペンスポ] では毎月末、アスリートが語った印象的な言葉を独自に切り取り、お届けします。

目次

自分自身の生き方を、国を渡って表現したい

佐々木麟太郎

佐々木麟太郎(野球 / 岩手・花巻東)
2024年3月1日、花巻東高校の卒業式に出席して

米名門スタンフォード大学へ進学する佐々木は、高校歴代最多とされる通算140本塁打を放ちました。花巻東高OBには大谷翔平(ドジャース)らMLBで活躍する先輩がいます。日本だけではなく、はたまた野球だけでもない。「広い世界で学んでいきたい。トータルで人生を考えて決断しました」と2023年10月、記者会見で語っていました。

卒業にあたって「自分自身の生き方を表現」するとの言葉も深みがあります。どんな活躍や挫折が待っているのか、未知のドラマを私たちにもみせてくれることでしょう。決断にエールを送ります。

とても難しく、つらく、痛みを伴いました

ダグル・シグルドソン

ダグル・シグルドソン(ハンドボール男子・日本代表前監督)
2024年3月5日、欧州ハンドボール連盟の公式ポッドキャストに出演して

日本ハンドボール協会(JHA)は2024年2月9日、2017年から男子日本代表を率い、2023年秋にはパリ五輪の出場権をもたらしたアイスランド出身のダグル・シグルドソン監督(50)から辞意を伝えられたと発表しました。辞意は1本のメールで、協会にとっては何の前触れもない「寝耳に水」の申し出でした。

シグルドソン氏は2024年2月29日、クロアチア・ハンドボール男子代表監督への就任が発表されました。3月5日に公開されたクロアチアの監督に就任して初めてのインタビューでは冒頭、日本への思いを訊かれて「つらく、苦しかった」と心情を打ち明けました。

It was difficult to announce that I would like to leave the post, so it was a hurtful and painful thing to do. 

欧州ハンドボール連盟の公式ポッドキャスト

アイルランド出身であるシグルドソン氏は日本男子代表を率いて2023年10月、36年ぶりとなる自力での五輪出場を決めていました。

「(パリ)五輪でヨーロッパのチームと対戦し、日本の成長ぶりを世界に示すために闘うことを本当に楽しみにしていたが、不幸にも、そのポジション(日本代表監督)にはいないことになった」とも語り、まるで解任されたかのような語り口でした。

I was really looking forward playing again with this team against the European teams at the Olympics  to really show the world how far they come, but unfortunately, I will not be in that position.

欧州ハンドボール連盟の公式ポッドキャスト

ダグル監督率いるクロアチアは2024年3月14-17日、世界最終予選に出場、3戦全勝してパリ五輪出場を決めました。男子のパリ五輪出場国は出そろい、以下の12か国です。

フランス / エジプト / アルゼンチン / 日本 / クロアチア / デンマーク / ドイツ / ハンガリー / ノルウェー / スロベニア / スペイン / スウェーデン

予選の組み合わせ抽選は4月16日、パリで行われます。パリ五輪ハンドボール日程は7月25日~8月11日です。(下に記事が続きます)

言い続けて、信じ続ければ、その道はつながっていく

長友佑都

長友 佑都(サッカー / FC東京)
2024年3月14日、サッカー日本代表に2022年のワールドカップ・カタール大会以来の復帰を果たして

日本サッカー協会は3月14日、2026年ワールドカップ北中米大会アジア2次予選の北朝鮮戦に臨む日本代表メンバーを発表、37歳の長友は1年4か月ぶりに選ばれました。

日本代表については「僕の誇り高き場所で、常にめざしている場所」と表現、「言霊という言葉があるように、言い続けて、信じ続ければ、その道はつながっていくと信じてきた」と話しました。長友はワールドカップに4回出場、日本人初の5大会連続出場を目標に掲げていました。

言葉にして信じ続け、努力し続けたからこその道はつながる。1年4か月のブランクを超えた実感がこもっていました。

オレたちまだまだ成長段階で、まだまだ余白あるから

花園近鉄ライナーズ・野中翔平

野中 翔平(ラグビーリーグワン・花園近鉄ライナーズ主将)
2024年3月17日、三重ホンダヒートと対戦、20-19で敗れて

花園近鉄ライナーズと三重ホンダヒートはいずれも開幕から9連敗で勝ち星がなく、今季初勝利をかけて戦いました。競り負けた花園近鉄ライナーズの野中主将は試合後「負けたし結果は出なかったけど、やってきたこと全部、否定されるわけじゃないから。キレずに、全員で追い求めよう」「オレもしんどいし、みんなもしんどいと思う。でも前を向いて、やってきたことに自信持って、さらにやっていけるようにやろう」とチームメートに語りかけました。

勝てない、結果が出ない時期にいかに、前だけ向いて取り組めるか。言葉が響きます。

150%、マシマシの力を全部出しきったな、という思いです

鈴木聡美

鈴木 聡美(競泳)
2024年3月19日、派遣標準記録を突破、女子100平泳ぎでパリ五輪出場を決めて

鈴木選手にとっては2大会ぶり3回目のオリンピックです。33歳で自己ベストを更新する1分5秒台を記録、200平泳ぎでも代表に内定しました。東京五輪は出場を逃し、引退も考えたといいます。苦しさを乗り越え、競泳では歴代最年長での五輪切符を獲得しました。晴れやかで、喜びにあふれた力強いコメントでした。

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