ハンドボールの第27回IHF女子世界選手権(オランダ・ドイツ共同開催)第2日は2025年11月27日、オランダのロッテルダム・アホイなどで競技が始まり、予選ラウンドグループAの日本代表(おりひめジャパン)は、初戦でデンマークに19-36(前半6-19)で完敗し、黒星スタートとなった。この試合のMVPには、12本の日本のシュートを止め、阻止率52%をマークしたデンマークのGKアンナ・クリステンセンが選ばれた。
ソウバク監督「オフェンスミス多かった」

日本は序盤、RB中山佳穂の連続得点で2-0とリードしたが、その後は終始、攻め急ぐ場面が目立ち、数々のミスに泣いた。7人攻撃やダブルポストなど多彩な戦術を繰り出して修正を図ったが、速攻中のパスミスやシュートミス、ファウルによる退場などで流れを引き戻せず、逆に前半はデンマークに9連続失点を喫するなど、プレッシャーをかけ続けられた。
日本は前半、PVグレイ クレア フランシスが得意のワンハンドキャッチから5点目を相手ゴールにねじ込んだ後、秋山なつみが7mスローで6点目を決めるまで10分以上無得点の時間帯が続いた。その間、効果的な1対1を作れた場面もあったが、デンマークのGKクリステンセンが前半だけで63%の驚異的な阻止率をマークし、日本の得点を阻み続けた。
日本のモーテン・ソウバク監督は試合後、「もちろん結果に落胆している。前半は1対1を多くつくれたのだけれど、デンマークのGKは63%のセーブ率で信じられないぐらい当たっていた。そしてオフェンスのミスも多かった。日本は前半だけで10回のテクニカルミスがあったが、デンマークは1つだけだった。その差がすべてだ」と語った。(下に記事が続きます)
グレイ クレア フランシス「もったいない60分」

PVグレイ クレア フランシスは「自分たちが決めきれない時間帯が長く、その流れを断ち切るプレーもなかなか出せなかった。すごくもったいない60分だった」とミックスゾーン(取材エリア)で振り返った。それでも「グループAで一番格上のデンマークが1試合目で良かったと思う。この試合で出た課題を短い時間で修正してルーマニア、クロアチアには勝ちに行きたい」と前を向いた。
日本は中1日の12月29日(日本時間30日)に第2戦のルーマニア戦、12月1日(日本時間2日)の第3戦でクロアチアと対戦し、巻き返しを図る構え。上位3チームが進むメインラウンド進出を目指す。




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