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【ハンドボール】日本、5大会連続メインラウンド。クロアチアに25-19 | IHF女子世界選手権

IHF女子世界選手権予選Aグループ、クロアチアを下して本戦進出を決めた日本代表=2025年12月1日、ロッテルダム・アホイで(提供:IHF)
IHF女子世界選手権予選Aグループ、クロアチアを下して本戦進出を決めた日本代表=2025年12月1日、ロッテルダム・アホイで(提供:IHF)
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ハンドボールの第27回IHF女子世界選手権(オランダ・ドイツ共同開催)第6日は2025年12月1日、オランダのロッテルダム・アホイで予選ラウンド・グループAの第3戦が行われ、女子日本代表(おりひめジャパン)はクロアチアに25 -19(前半10-10)で快勝し、グループAの3位を確定。上位3チームが進出するメインラウンドへ5大会連続の進出を決めた。

日本は後半の立ち上がり、中山佳穂の同点弾(11-11)を皮切りに、グレイ クレア フランシスの1対1からのループシュート、佐々木春乃も立て続けに決め、さらに相澤菜月の連続得点でたたみかけた。GK亀谷さくらが7mスローを阻止するなどして好セーブを連発する間、5連続得点のゴールラッシュでクロアチアを突き放した。

日本は予選ラウンドでデンマーク、ルーマニアに連敗後、2敗同士の対戦となったクロアチア戦で今大会初勝利。今年7月に就任したモーテン・ソウバク監督にとって公式戦初勝利でもあった。次戦は12月3日15時半(日本時間同日23時半)、グループBの2位・スイスと対戦する。メインラウンドは各グループの上位3チームが4グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位2チームが準々決勝に進出する。日本はデンマーク、ルーマニア、スイス、ハンガリー、セネガルとともにグループ1に属する。

日本
日 本
25 – 19
クロアチア
クロアチア
前半:10 – 10
後半:15 – 9

メインラウンド・グループ1[会場:ロッテルダム・アホイ]

スクロールできます
日付現地時間日本時間試合カード
2025/12/03(水)15:3023:30日本(A3位) vs スイス(B2位)
2025/12/05(金)18:00翌02:00(12/6)日本(A3位) vs ハンガリー(B1位)
2025/12/07(日)15:3023:30セネガル(B3位) vs 日本(A3位)
目次

後半立ち上がり、5連続得点で突き放す

阻止率47%でPOMを獲得。ミックスゾーンで笑みがこぼれたGK亀谷さくら=原田写す
阻止率47%でPOMを獲得。ミックスゾーンで笑みがこぼれたGK亀谷さくら=2025年12月1日、ロッテルダム・アホイで(原田写す)

後半の立ち上がり、日本は一気にギアを上げた。

この試合のPOM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)に選ばれたGK亀谷さくらは言った。

「(10-10で終えた)前半はコンスタントに相手のシュートを止められなくて、自分自身の2分間退場もあって、少し自分自身にがっかりした部分がありました。だから後半は気持ちを切り替えて臨んだ。勝ち切るためには、私がセーブし続ける間に、攻撃し続けること。そして連続得点で相手を振り切ることでした。後半はそれができたし、攻守がうまくかみ合った」(下に記事が続きます)

相澤菜月「さくらさんが仕留める形にできた」

チームトップの8得点を挙げたキャプテンの相澤菜月㉓=2025年12月1日、ロッテルダム・アホイで(提供:IHF)
チームトップの8得点を挙げたキャプテンの相澤菜月㉓=2025年12月1日、ロッテルダム・アホイで(提供:IHF)

チームトップの8得点を上げたキャプテンの相澤は阻止率47%をマークした亀谷に感謝した上で、ディフェンス全体にも手ごたえを感じていた。「前半は同点でしたけれど、ディフェンスは10点に抑えていた。後半も2枚目の運動量が落ちず、3枚目の連携もよくて、ディフェンスはずっと足が動いていた。そして最後はさくらさん(亀谷)が仕留める形に持って行けた。何が何でもメインラウンドに行くんだ、と全員が果敢に攻めた結果です」

監督「強い相手とまた3試合。そのプロセス重要」

ミックスゾーンで地元メディアの取材を受けるソウバク監督=原田写す
ミックスゾーンで地元メディアの取材を受けるソウバク監督=2025年12月1日、ロッテルダム・アホイで(原田写す)

最後にミックスゾーン(取材エリア)に現れたモーテン・ソウバク監督は、ペンスポの取材に対し、安堵の表情を見せ、噛みしめるように言った。

「勝てて良かった。本当によかった。これは女子日本代表にとって重要な勝利なんだ。なぜなら、この試合に勝ったことで順位決定戦に回ることを免れて、より強い相手とまたさらに3試合できるのだから。このプロセスこそが私たちにとって重要なことだ。きょうは宿舎に戻ってみんなで勝利を祝うが、明日からは次のゲームに備えて相手を分析するよ」

おりひめジャパンが、5大会連続のメインラウンド進出を最後の最後にたぐり寄せた。

本戦進出を決めた日本代表を、パシージョ(花道)をつくって祝福するルーマニアの選手たち(IHFの公式Xより)

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コメント一覧 (2件)

  • 今の選手は過去最高レベルの選手が集まったと見ています。楠本ジャパンの作り上げた成果、もう少し監督が早くきまりチーム形成していれば、もう一歩上に行けた気がします。
    相澤、亀谷のチーム軸は素晴らしい。

    • 脇若さんお久しぶりです。コメントありがとうございます。おっしゃる通り、この短い期間でここまで来たのでもう少しチームが成熟すればさらに楽しみです。メインラウンドでもスイスかセネガルのどちらかを崩したいところです。

原田亜紀夫 へ返信する コメントをキャンセル

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