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【ハンドボール】レットル佐賀が3位浮上、アルバモス大阪に36-27 | リーグH第13節

リーグH第13節。アルバモス大阪戦で好セーブをみせてトヨタ紡織九州レッドトルネードSAGAの7連勝に貢献したGK木村昌丈=2025年2月22日、SAGAプラザで(撮影:多田千香子、以下すべて)
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ハンドボールのリーグH男子でプレーオフ進出争いをするトヨタ紡織九州レッドトルネードSAGA(レットル佐賀)が今季新加入のアルバモス大阪に格の違いを見せつけた。

リーグH第13節は2025年2月22日、佐賀市のSAGAプラザ(総合体育館)などで3試合が行われ、レットル佐賀がアルバモス大阪を36-27(前半19-13)でねじ伏せ、7連勝。通算成績を10勝3敗(勝ち点20)とし、3位に浮上した。アルバモス大阪は8敗目(3勝8敗1分)を喫し、11位にとどまった。男子は5月まで続くレギュラーシーズンの上位6位までが6月13日~15日に東京・国立代々木競技場第一体育館であるプレーオフに進出する。

目次

レットル佐賀、連続得点で突き放す

レットル佐賀のLB成田幸平(左)は3得点、PV岡松正剛(右)は1得点を挙げた
レットル佐賀のLB成田幸平(左)は3得点、PV岡松正剛(右)は1得点を挙げた

ディフェンスからの速攻で得点を重ねたトヨタ紡織九州レッドトルネードSAGAが、アルバモス大阪に一度もリードを許すことなく貫録勝ちした。

前半の立ち上がり、3-2-1のゾーンディフェンスを敷いたアルバモス大阪を攻めあぐね、8分30秒まで5-4と食い下がられたが、レットル佐賀は裏のスペースに活路を見出し、難なく攻略。

9分からPV酒井翔一朗のゴールを皮切りに3連続得点。13分からもRW治田大成、元日本代表LBの成田幸平、PV岡松正剛が立て続けに決めて3連続得点を挙げ、新参チームを前半から圧倒した。(下に記事が続きます)

GK木村昌丈が神業セーブ

チームを鼓舞する木村昌丈
チームを鼓舞する木村昌丈

前半終了間際にはGK木村昌丈が見せた。2月15日の豊田合成ブルーファルコン名古屋戦でフィールドシュート通算2000本阻止を達成したばかりの守護神は、アルバモス大阪のCB清水裕翔の7mスローを完全に読み切って、両足で挟むように神業セーブ。アルバモス大阪の数少ないチャンスを寸断した。

「2000セーブはチームメートとつくりあげた結果」と話した38歳の木村は12年間在籍した大﨑オーソル埼玉から今季、レットル佐賀へ移籍した。「大崎でも日本一をめざしていたが、なかなか達成できず、声をかけていただいてこのチームに来た。日本一になりたいという思いが強いなかで来たので、日本一を達成できるまで頑張りたい」。ハンドボールプレーヤーとしての集大成をこのチームにかける。

2016年リオデジャネイロ五輪アジア最終予選など、日本代表GKとしても活躍した木村は「いまの日本代表はぼくらがプレーしていた時よりはるかにレベルが上がっている。若い選手がどんどん出てきているし、海外に挑戦している選手もいる。これからの日本代表にすごく期待しています」と達観しつつ、リーグHではGKシュート阻止率ランキングでジークスター東京のGK岩下佑太に次ぐ2位。現役日本代表GKの中村匠(豊田合成ブルーファルコン名古屋)を上回る活躍を続けている。(下に記事が続きます)

木村「アルバモス、勢いがある」

木村は全力でぶつかってきたアルバモス大阪の選手たちにも敬意を忘れなかった。「アルバモス大阪は若い選手も多くて勢いがある。初めて対戦する選手もいて、なかなか自分のプレーができなかったなと思っています。結果だけみると大差での勝利ですが、日本一を狙っていくには今日みたいな試合はチームとしてはまだまだよくないので、来週に向けて変えていきたい」

レットル佐賀の次戦は3月1日、北陸電力福井体育館フレアで福井永平寺ブルーサンダー(リーグ8位)と対戦する。

両チーム2位の6得点を挙げて奮闘したアルバモス大阪・徳田廉之介
両チーム2位の6得点を挙げて奮闘したアルバモス大阪・徳田廉之介

アルバモス大阪・銘苅淳監督の試合後コメント 今日の試合は、レットルの選手の強みを我々が押さえることができなかった。走り、ディフェンスの強度に関しては、相手の方が上手だったなと感じます。新加入の蔦谷選手は効果的にポストでもシュートを高確率で決めてくれたので、彼が入ってくれただけでもディフェンスの幅、攻撃の幅は広がったと思います。課題はディフェンスからの速攻、からのオフェンス。からのバックチェック。っていう。もう全部(笑)。相手が強度の高いディフェンスをしてくれたおかげで、我々も一対一を強く行くことができた。本来あそこまで一対一をプレーしなかったような選手もプレーできたので、相手が我々の力を引き出してくれた部分もある。まだまだ現時点では力の差はあるな、というのは間違いないので、ちゃんとそのあたりは受け入れて、見つめ直してやるしかない。

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