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【バレーボール】石川祐希のミラノ2勝目、3位に王手 | セリエAプレーオフ3位決定戦

石川祐希は18得点を挙げた=写真提供:セリエA
石川祐希は両チーム最多の18得点を挙げた=写真提供:セリエA
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ミラノがレギュラーシーズン首位のトレンティーノを圧倒、クラブ史上最高位となる3位奪取に王手をかけた。バレーボール男子のイタリア・セリエAは2024年4月24日(日本時間4月25日未明)、3戦先勝方式のプレーオフ3位決定戦の第3戦があり、石川祐希の所属するミラノは、アウェーでトレンティーノにセットカウント3-0(25-22, 25-23,25-14)で快勝、対戦成績を2勝1敗とした。先発出場した石川は、サービスエース1本を含む両チームトップの18得点でこの試合のMVP(最優秀選手)に選ばれた。

目次

1時間19分、省エネ勝利

試合時間はわずか1時間19分。ミラノが超短時間の省エネ勝利でトレンティーノをねじ伏せた。第1セット。石川は19-17の場面でライトから相手ブロックをかわしてストレートにスパイクを叩き込むと、右手こぶしを握りながら、味方ベンチに向かってウインクする。このパフォーマンスが出るときの石川は乗っている証拠だ。3点差をつけて流れを引き寄せると、セットポイントの24-22からは体勢を崩しながらも、レフトからスパイクを決めてそのセットを締めた。(下に記事が続きます)

石川「ブロック、ディフェンスよかった」

続く第2セットも圧巻だった。序盤にリードされた相手をロセルと石川の2枚ブロックなどで苦しめ、あっさり逆転すると11-10からは石川は狙いすましたサービスエース。要所で石川の攻守が冴えた。

「最初の2セットは接戦でしたが、第3セットは点差をつけてはっきりと勝つことができた。ブロックも含めたディフェンスがよかった」。試合後のイタリア語でのインタビューで、この日の勝因を語った挙げた石川。試合全体を通して攻撃ではスパイクのミスはゼロ。アタック決定率は61%に跳ね上がり、ディフェンスでもポジティブレセプション64%と抜群の安定感でチームを勝利に導いた。

レギュラーシーズン首位のトレンティーノを敵地で、しかもストレートで下した2連勝は大きい。流れは完全にミラノ。次戦、ミラネーゼが詰めかけるホームのアリアンツ・クラウドで3位死守の体制が整った。

3戦先勝方式の第4戦は4月27日(日本時間4月28日未明)、ホームで対戦する。

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