【セーリング速報】岡田・吉岡組が世界選手権で優勝！470級、パリ五輪出場枠を獲得

日本セーリング連盟から入った情報によると、オランダ・ハーグで開催されているセーリングの世界選手権で2023年8月16日(現地時間)、初日から首位をキープしていた男女混合470級(エントリー65艇)の岡田奎樹（トヨタ自動車東日本）・吉岡美帆（ベネッセ）組が、最終日（17日、同）のメダルレースを待たずに優勝を決めました。岡田・吉岡組は今大会で最終日を前にトップ８入り（上位8位）が確定。来年、フランス・マルセイユで開催されるパリ2024オリンピックの同種目・国別出場枠（1枠）も獲得しました。

日本勢の470級制覇は4組目、男女混合で初

世界選手権での日本勢による470級優勝は男女混合種目となる以前、2018年の女子の吉岡・吉田愛組以来。日本勢では通算４組目の快挙です。吉岡はこのペアで出た2021年の東京五輪で７位入賞、岡田は外薗潤平と組んだ男子470級で同じく７位で、世界と戦える力をつけていました。

470級、五輪でも唯一のメダル実績

日本勢が唯一、五輪メダルを獲得しているクラスも全長470センチの2人乗りヨットで競う470（ヨンナナマル）級です。適正体重が2人（スキッパーとクルー）の合計で130キロ前後と日本人の体格に適しているとされ、女子は1996年アトランタ大会で重由美子・木下アリーシア組が銀、男子は2004年アテネ大会で関一人・轟賢二郎組が銅メダルを手にしています。しかし五輪種目としては、2024年パリ大会から470級は男女混合種目に変更となりました。

代表選手選考会は2024年2月の470級世界選手権

今回の世界選手権は国枠獲得対象大会の第1戦。上位8枠が決まるなか、岡田・吉岡組は幸先よくパリ五輪への国別出場枠を獲得しました。470級の国枠獲得対象大会は以下の通り、今後も続きます。注目の代表選手選考は2024年2月の470 級世界選手権大会(スペイン・アレナール)。岡田・吉岡組は50%以内（出場艇数の上位半分）に入るという選考基準をクリアした上で、対象大会の成績の総合ポイントを考慮して選出されます。

470級の今後の国枠獲得対象大会

2023年12月10~19日：アジア大陸別選考大会（タイ・パタヤ）　
2024年2月24日~3月3日：470 世界選手権大会（スペイン・アレナール）
2024年4月20~27 日：ラストチャンスレガッタ（フランス・イエール）

470級の代表選手選考大会

2024 年2月：470 級世界選手権大会（スペイン・アレナール）
2024 年4月：ラストチャンスレガッタ（フランス・イエール）

ペンスポニュースレター（無料）に登録ください

スポーツ特化型メディア“Pen＆Sports”[ペンスポ]ではニュースレター（メルマガ）を発行しています。ペンスポの更新情報やイベントのご案内など、編集部からスポーツの躍動と元気の素を送ります。下記のフォームにメールアドレスを記入して、ぜひ登録ください。