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【バレーボール】石川祐希のペルージャ、大塚達宣のミラノに3-1 | プロトニツキMVP

試合後に写真に収まる石川祐希(左)と大塚達宣=2025年2月16日、原田写す
試合後に写真に収まる石川祐希(左)と大塚達宣=2025年2月16日、原田写す
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バレーボール男子のイタリアリーグ1部・セリエAは2025年2月16日(日本時間2月17日未明)、レギュラーラウンド後半9戦目となる第20節が各地であり、日本代表の石川祐希(29)が所属するペルージャ(リーグ1位)は、ホームで日本代表の大塚達宣が先発したミラノ(リーグ6位)を3-1(25-22/23-25/25-22/25-19)で下した。

ペルージャは勝ち点3を上乗せし、リーグ戦3連勝(18勝2敗)で首位を守った。ミラノは9敗目(11勝)を喫したが、プレーオフ進出圏内の6位を堅持した。クラブの全面協力でPen&Sports [ペンスポ] が企画した日本からのツアー観戦客の35名を含め、観客は4316人。故障明けの復帰戦ながら6本のエースを含む19得点を挙げたペルージャのOHプロトニツキがMVPを獲得した。

目次

大塚11得点、石川は5得点

アタックを放つミラノの大塚(右)=2025年2月16日、写真提供:Lega Pallavolo
アタックを放つミラノの大塚(右)=2025年2月16日、写真提供:Lega Pallavolo

この日はミラノの大塚がスタートから試合終了まで終始コートに立ち続けたのに対し、ペルージャの石川は第2セット終盤の22-24の場面からと、第3セットの4-9の場面からの途中出場となった。昨年11月のミラノ-ペルージャ戦では出場時間帯がかみ合わずに実現しなかった大塚VS石川の日本選手の直接対決が初めて実現した。フル出場した大塚が11得点(アタック8、サービスエース2、ブロック1)、石川は5得点(アタック3、サービスエース1、ブロック1)だった。(下に記事が続きます)

大塚まず見せ場、石川も結果出す

レフトからアタックを放つ石川祐希。決定率は43%だった=2025年2月16日、写真提供:Lega Pallavolo

パリ五輪でチームメイトとして戦った石川と大塚が半年の時を経て、イタリアで初めてネット越しに対峙した。ファンが待ちわびた日本選手の直接対決は両者の持ち味が随所に出た好ゲームになった。

最初に見せ場を作ったのは大塚だ。石川がコートに入る前、第2セットの立ち上がり。大塚のサーブからミラノが4連続得点を挙げてリードする。2点目は自らバックアタックを叩き込み、3点目はエース。4点目も威力のあるサーブで相手MBロセルのレセプションミスを誘い、ペルージャがたまらずタイムアウトを取った。

この第2セット、大塚はミラノのエース・レゲルス(ベルギー代表)の7得点に次ぐ、6得点をマーク。このセットを奪い、試合を振り出しに戻す得点源として貢献した。

大塚は試合後、石川について印象を問われると「やっぱり立ち振る舞いだとか表情だとかそういうのはやっぱりこっちの選手(イタリアでプレーしている選手)にひけをとらずというか、やっぱりすごい貫禄あるなって感じている」と話した。

一方の石川は第3セットの4-9の場面からコートに入って結果を出した。じりじりとペルージャが点差を詰めるなか、6-11から石川がレフトから決める。7-12の場面でも石川がレフトから決め切り、好調大塚のサーブを切ってサイドアウトをもぎ取った。圧巻は15-17の場面での強力なパイプ。プロトニツキの連続エースなどにつなげて、セットポイントは石川のエース。序盤の劣勢を跳ね返して第3セットを奪い、ペルージャの勝利を手繰り寄せた。

石川「大塚選手、いいプレーが出ていた」

完全復調をアピールしたMVPのプロトニツキ=2025年2月16日、写真提供:Lega Pallavolo
完全復調をアピールしたMVPのプロトニツキ=2025年2月16日、写真提供:Lega Pallavolo

試合後、インタビューに応じた石川は「日本人対決ということに関しては特に特別な思いとかはないですけど、大塚選手も非常にミラノで頑張っている。きょうに関しては大塚選手がスタートで出るとは思っていなかったですけれど、彼にもいいプレーが出ていた」と評価した。

さらに石川は自身のプレーに関して「今日含めたリーグ戦残り3試合は頻繁に交代すると(ロレンツェッティ監督から)言われていた。出たときにどれだけいいプレーするのかが大事。3セット目、リードされたところから途中から出て、逆転できたところは評価できるかなと思いますし、今日に関しては役割はそれなりには果たせたかなと思います」と語った。

ペルージャにとってリーグ戦のホームゲームは翌週2月23日のモンツァ戦がラストということもあり、この日は大勢の日本人ファンを含む、4316人の大観衆がパラバルトンに詰めかけた。ミラノにとっては完全アウェイの雰囲気だった。石川は「たくさんお客さんも入って、応援もすごくて。これだけの応援があるのもペルージャならではですし、相手が嫌だろうなと感じました」と話した。

試合後ペルージャの選手たちと写真に収まったPen&Sports[ペンスポ]ツアーの観戦者たち=2025年2月16日、原田写す

セリエA順位表[2025.2.16現在]

順位チーム勝点試合数
1ペルージャ5120182
2トレンティーノ4819172
3チヴィタノーヴァ4219136
4ヴェローナ3620128
5ピアチェンツァ3620128
6ミラノ3320119
7チステルナ2319910
8モデナ2320713
9グロッタツォリーナ1820515
10パドヴァ1719514
11ターラント1420416
12モンツァ1320515
Lega Pallavolo公式サイトより

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