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【バレーボール】ペルージャ3-0、ユアサバッテリーに快勝。石川祐希は18得点でMVP | 開幕8連勝

ペルージャ-グロッタツォリーナ
両チームトップの18得点を挙げてMVPを獲得した石川祐希(右)=2024年11月16日、提供・セリエA
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バレーボール男子のイタリアリーグ1部セリエAは2024年11月16日(日本時間11月17日)、レギュラーラウンドの第8節の2試合があり、日本代表の石川祐希が先発したペルージャは、ホームで今季昇格したユアサバッテリー・グロタッツォリーナにセットカウント3-0(25-8,25-17,25-17)で快勝した。ペルージャは開幕からの連勝を8に伸ばし、単独首位を守った。すべてのセットで先発出場した石川はチームトップの18得点(うちブロックポイント1)をたたき出し、今季リーグ戦3度目のMVPを獲得した。この日行われたもう1試合はチステルナがターラントを3-0(25-16,26-24,25-20)で退けた。

目次

プロトニツキ、ロセルを温存

ペルージャはリーグ戦と同時にCEV欧州チャンピオンズリーグに参戦中。2週間で5試合をこなす過密日程のはざまで、連戦続きだったOHオレフ・プロトニツキ、MBアグスティン・ロセルを休ませた。セッターはシモーネ・ジャンネッリ、リベロはマッシモ・コラチ。OH陣は石川がカミル・セメニウクの対角に。OPはワシム・ベンタラを起用。MBはロベルト・ルッソに加え、元アルゼンチン代表、東京五輪銅メダリストのセバスティアン・ソレを今季初めてスタートから起用した。ペルージャは次戦、中2日でフランスへ遠征し、11月19日(日本時間11月20日)にサンナゼール(仏)との敵地でのCEV欧州チャンピオンズリーグ第2戦に臨む。(記事下に順位表)

70分の圧勝劇 力の差見せつける

開幕7連勝中のペルージャが、7連敗中のユアサバッテリー・グロタッツォリーナに力の違いを見せつけた。試合時間は今季最短の70分。一度もリードを許すことなく、セリエAの新参チームをねじ伏せた。

ペルージャは第1セットから愛称「ブロックデビルズ」の本領発揮だ。ジャンネッリやソレが、相手のスパイクを一発で仕留めるキルブロックを面白いように決める。このセットだけで5本のブロックポイント。一度も相手に連続ポイントを与えることなく第1セットを先取した。

この日、攻守ともに好調だった石川も加勢する。相手のサーブ機会35本のうち、15本が石川を狙ってきたが、前節まで苦しんできたサーブレシーブには安定感があった。ミスは1本にとどめ、効果的なパスで味方の攻撃につなげた。

フェイクセットから石川ズドン

第2セット22-14の場面ではセッター、ジャンネッリがフェイクセットで相手ブロックを完全に振り切り、石川が豪快なスパイク。アクロバティックなコンビネーションでパラ・バルトンの地元ファンを沸かせた。

石川は最終第3セットの最後のポイントも相手2枚ブロックを打ち破ってとどめを刺した。両チームトップの18得点。アタック決定率は71%。今季リーグ3度目のMVPに選ばれた石川は「最初から最後まで集中していい試合ができた。レセプションがまずまず良かったのと、アタックも良かったので満足です。次のチャンピオンズリーグのフランスでの試合もタフになると思うが、勝たなければならない。1試合1試合集中して戦いたい」と試合後のインタビューで語った。

今季3度目のMVPを受賞した石川祐希
今季リーグ戦3度目のMVPを獲得した石川祐希(右)=提供:セリエA

セリエA順位表[2024.11.16現在]

順位チーム勝点試合数
1ペルージャ22880
2トレンティーノ18761
3ピアチェンツァ17761
4チビタノーヴァ13743
5ヴェローナ12743
6ミラノ12844
7パドヴァ10734
8モデナ9734
9チステルナ9936
10ターラント7826
11モンツァ4725
12グロッタツォリーナ2808
セリエA公式サイトより

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