連覇を狙うペルージャが決勝進出を決めるか、勢いづくチビタノーヴァがそれを阻み、ファイナリスト決定が準決勝の最終戦にもつれるのか。
バレーボールのイタリアリーグ・セリエAの注目カードのプレーオフ(PO)準決勝は2025年4月20日15時20分(日本時間22時20分)、チビタノーヴァのホーム、ユーロスオーレ・フォーラムで行われる。試合当日の4月20日はイエス・キリストの復活を祝うイースターにあたる。欧州では一般的に教会でミサに参加したり、米国などでは「イースター・サプライズ」と言ってプレゼントやうれしい驚きを準備したりする日だ。この日、イースター・サプライズはどちらのチームのファンのもとに届くのだろう。
4月16日に行われたPO準決勝第3戦は2連敗して追い込まれていたチビタノーヴァが王者ペルージャをフルセットの末に破る番狂わせを演じた。試合前、あるブックメーカーは「ペルージャが勝つ確率は91%」と予想していたが、それを見事に覆した。「イースター・サプライズを先取りした」などと、チビタノーヴァの快勝を報じた地元メディアもあった。
対戦70回、ペルージャ36勝
両チームはこれまで過去に70回対戦。通算成績はペルージャ36勝、チビタノーヴァ34勝と戦績は拮抗している。今季は5試合対戦して、レギュラーシーズンは1勝1敗。プレーオフ準決勝でペルージャ2勝、チビタノーヴァが1勝している。ホームでほぼ負けなしのチビタノーヴァが勝てば、今季はペルージャと3勝3敗のイーブンとなる。先に3勝した方が、すでに決勝進出を決めているトレンティーノとスクデットを争う。
ペルージャの石川祐希はプレーオフ期間に入ってから6試合連続で先発出場がない。途中出場で起用されるのは、ほとんどが流れを呼び込みたい重圧がかかる場面で、ピンポイントで結果をだすには厳しい状況が続く。PO準決勝第3戦では途中出場の第4セット、2本連続でアタックミスをするなど本調子とはいえないが、次戦では出場機会を増やし、本来のパフォーマンスを披露したいところだ。ロラン・ティリ監督率いる日本代表の主将を務めることが発表されて、初めての試合でもある。
【ご案内】4月20日(日)一緒に応援しませんか
バレーボール男子セリエAの準決勝、ペルージャ対チビタノーヴァの第4戦に合わせ、ファン同士がつながり、みんなでペルージャの決勝進出を応援しませんか。次戦は日本時間の4月20日(日)午後10時20分試合開始です。場所は東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線の本郷三丁目駅から徒歩2分、ベルギー人が経営するヨーロッパの街角にあるような空間を貸し切ります。「参加してみたい」と思われたら、下記フォームにご記入・送信ください。詳細をメールさせていただきます。
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