【編集長コラム】日本が強いというよりも…韓国スポーツ、なぜ弱くなった

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日本が強いというよりも、韓国が弱すぎて物足りない。そんな印象を抱いて、拍子抜けした人も多かったのではないか。2026年8月15日、16日に東京・有明アリーナで行われたバスケットボール男子の日韓戦の話である。

今月末にFIBAワールドカップ(W杯)アジア2次予選(日本時間8月28日サウジアラビア戦、同31日カタール戦)を控えたこの国際親善試合で、日本は韓国を第1戦88-68、第2戦95-66といずれも大差で退け、2連勝した。しかも、第2戦は、第1戦で両チーム最多の22得点を挙げ、ベンチ外でコンディション調整した八村塁(クリッパーズ)抜きでの楽勝だった。韓国紙、中央日報も「実力差が広がった韓日バスケット」と自虐的に報じていた。

バスケットボールにおいて、韓国はアジアを代表するライバルとして長年にわたって日本の壁だった相手だ。FIBA公式大会に限ると、1983年以降の対戦成績は日本の3勝11敗で、日本は大きく負け越していた。日本が韓国に連勝したことはこれまでなかったが、この2連戦で韓国は明らかに迫力を欠いた。

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サッカーW杯で32強逃す

弱くなったのは韓国の男子バスケットボールだけではない。「韓国の弱体化」で記憶に新しいのが、今年6~7月に行われたサッカーのFIFAワールドカップ北中米大会だ。かつて2002年日韓大会でベスト4に食い込んだ韓国代表は32強の決勝トーナメントにも残れず、国民の大ブーイングを浴びた。

近年は五輪の団体球技の弱体化も深刻で、2024年パリ五輪に出場できた団体球技は女子ハンドボールだけで、バレーボールやバスケットボール、サッカーはことごとく予選落ちした。その結果、韓国選手団の規模は1976年モントリオール大会以降で最小の140人規模となり、日本の約400人規模と大きな差がついた。

競技人口が急減

かつて日本と並ぶアジアの強国だった韓国のスポーツは近年、なぜ急激に弱くなったのだろう。最も構造的な要因は「超少子化による競技人口の急減」だ。

韓国の少子化は深刻で、世界最低水準で進行している。韓国の出生率は2001年あたりから日本の出生率を下回りはじめ、近年はその差がますます広がっているというのだ。1人の女性が生涯に産む子どもの推定人数は2025年で0.8というデータがあり、日本の1.15と比べても低い。その影響でスポーツをする子どもの絶対的人数が減り、共同通信の報道などによると、小・中・高校の運動部は10年でおよそ3割減ったという。競技によっては、チームの最低人数を満たすだけで精一杯という学校が続出。競技人口の「裾野」がほぼなくなっているのだ。

少数精鋭、エリート主義の破綻

加えて、韓国の伝統的なスポーツ育成システムの崩壊が挙げられる。2014年の仁川アジア大会で知り合った韓国人ジャーナリスト仲間によると、幼少期に才能のある子だけを隔離し、1日中練習させる「エリートスポーツ主義」が時代遅れとなり、体罰や過酷な合宿に対する世論も厳しくなったという。

韓国メディアは、現在の状況を「一時的な不振ではなく、構造的な没落」と危機感を露わにしている。超少子化という社会問題が根本にある以上、従来の「エリート頼み」の育成を地域密着型や草の根レベルのシステムへ早急に転換しなければ、韓国スポーツの長期低迷はさらに加速するだろう。

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