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【ハンドボール】ムスタファIHF会長に対抗馬、ドイツのブッツェック氏 | 12月、16年ぶり会長選

ゲルト・ブッツェック(Gerd Butzeck)氏=ドイツハンドボール連盟のFacebookより(Foto: imago images/Heuberger)
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国際ハンドボール連盟(IHF)=本部スイス・バーゼル=の会長選挙が2025年、16年ぶりに行われることが確実になった。2000年11月からIHFの会長に就き、約25年間の長期政権を敷いているエジプト人のハッサン・ムスタファ氏(80)に対して、ドイツハンドボール連盟は2025年4月5日、審判出身で元ソビエト代表監督を務めたゲルト・ブッツェック氏(66)を指名、次期IHF会長選挙に擁立することを決めた。

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対抗馬は元審判員

ドイツハンドボール連盟は「この提案により、国際的なハンドボールファミリーにハンドボールのグローバルな将来を形作るための選択肢を提供したい」としている。現職のムスタファ会長とブッツェック氏は12月19日から22日までカイロで開催される第40回IHF会議で会長の座を争うことになりそうだ。次期会長選候補の指名期限は2025年9月21日。

66歳のブッツェック氏は元審判員。1986年にドイツ・ブンデスリーガで最年少のエリート審判員となった経歴がある。1992年から2002年までベラルーシハンドボール連盟の副会長。ロシア語に堪能でソビエト代表監督を務めた経歴も持つ。IHFおよび欧州ハンドボール連盟(EHF)でもさまざまな管理職を歴任し、現在はEHFマーケティングの監督委員会のメンバーを務める。選手のマネジメント、放映権、スポンサーシップの分野も得意としているという。(下に記事が続きます)

ムスタファ氏、2019年熊本女子世界選手権招致に尽くす

現在80歳のムスタファ会長は、2000年に当時現職の第4代会長、オーストリア人のエルウィン・ランツ氏の辞任後、無投票で初当選。それ以降の選挙では、2004年にスウェーデンのスタファン・ホルムクヴィスト氏、2009年にルクセンブルクのジャン・カイザー氏を退け、2013年、2017年、2021年にはいずれも無投票で当選した。

ムスタファ会長はハンドボールの近代化、国際化に尽力し、特に「中東の笛」で迷走した2000年代のアジアハンドボールの健全化も推進した。2019年には熊本市で女子世界選手権を開き、日本との関わりも深い。ビーチハンドボールや車いすハンドボールの普及、拡大も推進している。

ハッサン・ムスタファ 1944年7月28日にカイロで生まれ。80歳。15年間、エジプトのクラブチーム「エル・アハリ」のハンドボール選手として活躍し、元エジプト代表。国際審判員でもある。引退後、ドイツのライプツィヒにあるドイツ体育スポーツ大学に留学し、博士号を取得。エジプトハンドボール連盟会長(1984年~1992年、1996年~2008年)、エジプトオリンピック委員会事務局長、IHF評議員(1992年~2000年)などを歴任し、2000年のIHF総会で国際ハンドボール連盟会長に選出された。

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