9月に入りました。パリ五輪が終わっても、世界のスポーツをウォッチする日々が続きます。日本選手の目を見張る活躍にワクワクしない日はありません。
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は8月30日のダイヤモンドバックス戦で43本塁打&43盗塁「43-43」を達成。これまでメジャーリーガーが誰1人達成していない突き抜けた記録を信じられないペースで更新し続けています。残り27試合。「50-50」の大台到達で歴史を作る日も現実味を増しています。
現在開催中のパリ・パラリンピックでは競泳、陸上陣が奮闘しています。特に競泳男子50メートル自由形(視覚障害)では8月31日(日本時間9月1日)、木村敬一(33)=東京ガス=が25秒98の日本新で金メダル。5大会連続出場の全盲のエースはレース後のインタビューで「まだまだ自分には闘争心があることが分かって、すごくうれしい」。「闘争心」という言葉を久しぶりに聞いて、胸騒ぎがしました。(下に記事が続きます)
ペルージャ石川祐希を特報
創刊14カ月目を迎えたPen&Sports [ペンスポ] では、パリ五輪を終えて次に踏み出すアスリートにも引き続き目を凝らしていきます。そのターゲットの一人が、これまでもPen&Sports [ペンスポ] が継続的にウォッチしてきたバレーボール日本代表の石川祐希です。
石川祐希は今月9月から始まるイタリア・セリエAでの10シーズン目のレギュラーシーズンを世界最強クラブのペルージャ(SIR SUSA VIM PERUGIA)で迎えます。
Pen&Sports [ペンスポ] では、2024-25ペルージャ公式戦スケジュール・石川祐希全記録や現地観戦の予習に便利なセリエA全12チームのクイックガイドを9月1日、特設しました。
石川がイタリアへ渡る前の中央大学時代から取材してきた蓄積や、昨シーズン在籍したミラノやパリ五輪での取材経験を生かし、イタリア在住のペンスポコラムニスト・中山久美子とも連携して「世界一のプレーヤー」への階段を駆け上がる日本のエースの軌跡を詳報していきます。9月28日(土)には、ペルージャの近況や石川祐希のペルージャ入団後初となるシーズン開幕前記者会見など最新事情をお届けする第2回オンラインイベントの開催も計画しています。
石川所属のペルージャは今月末のリーグ開幕直前、昨シーズン上位4強によるスーペル・コッパ(9月21日準決勝、9月22日決勝)に出場します。石川は2020-21シーズンに移籍したミラノでCEVチャレンジカップを制覇したことはあるとはいえ、チームの主力としてはセリエAや日本代表で主要タイトルとはまだ無縁。そんな石川祐希がチームの中心で優勝カップを高々と持ち上げるーー。そんなシーンが今季は見られるかもしれません。
2020年に白血病でなくなった世界的ファッションデザイナー、山本寛斎さんは自身の著書で「夢を叶えるコツは、狂ったように欲しがること」だと書いています。大リーグの大谷翔平も、本命種目がまだ残るパラ競泳の木村敬一も、そして自身初タイトルがかかるペルージャの石川祐希も。「狂ったように欲しがる9月」にして夢を叶えてもらいたいものです。
Pen&Sports 編集長
原田 亜紀夫
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