バレーボール男子のイタリアリーグ1部・セリエAは2025年2月9日(日本時間2月10日未明)、レギュラーラウンド後半8戦目となる第19節が各地であり、日本代表の石川祐希(29)が所属するリーグ首位のペルージャは、敵地で今季A2(2部)から昇格したリーグ9位のユアサバッテリー・グロタッツォリーナをセットカウント3-1(25-17/23-25/25-16/25-23)で下し、勝ち点3を獲得。リーグ戦2連勝で首位をキープした。この試合に先発出場した石川はサービスエース3本を含む12得点。アタックは被ブロックゼロ、エラーもゼロという安定したプレーで快勝を支えた。
ペルージャはこの試合、ブロックで圧倒的な優位に立った。石川を除く先発全員、チーム全体で16本のブロック(ジャンネッリ2、ロセル3、ベンタラ4、セメニウク1、ルッソ6)を成功させ、断続的にグロタッツォリーナの攻撃を封じた。対するグロタッツォリーナのブロックは2本のみ。この歴然とした差が勝負を分けた。(下に記事が続きます)
ユアサ健闘、第2セット奪う

一方、セリエA新規参入のユアサバッテリー・グロタッツォリーナは14敗目(5勝)を喫したが、王者ペルージャから第2セットをもぎ取る健闘を見せ、ホームアリーナ全席完売となる3,442人の観客を沸かせた。
グロタッツォリーナはリーグ後半に入って前半とは見違えるほどの快進撃を続けており、モンツァ、モデナ、パドヴァ、ターラント、ミラノに次々と勝利。強豪トレンティーノとヴェローナには敗れたもののいずれもフルセットに持ち込む熱戦を続けてきた。
この日、ペルージャに敗れて、グロタッツォリーナは後半戦では8試合目で初めての勝ち点0(セットカウント1-3、もしくは0-3での敗戦)。それでもプレーオフ進出圏内(8位)を射程圏にとらえる9位に食い下がっている。
ペルージャ、次戦は2/16ミラノ戦
すでにリーグ戦4位以内を確定させているペルージャの次戦は2025年2月16日(日本時間2月17日)、ホームのパラ・バルトンでのミラノ戦。石川の古巣で、大塚達宣との日本選手対決も期待される注目の一戦をPen&Sports [ペンスポ]は現地から報道する。
セリエA順位表[2025.2.9現在]
順位 | チーム | 勝点 | 試合数 | 勝 | 負 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ペルージャ | 48 | 19 | 17 | 2 |
2 | トレンティーノ | 45 | 18 | 16 | 2 |
3 | チヴィタノーヴァ | 39 | 18 | 12 | 6 |
4 | ピアチェンツァ | 36 | 19 | 12 | 7 |
5 | ヴェローナ | 33 | 19 | 11 | 8 |
6 | ミラノ | 33 | 19 | 11 | 8 |
7 | モデナ | 22 | 19 | 7 | 12 |
8 | チステルナ | 21 | 18 | 8 | 10 |
9 | グロッタツォリーナ | 17 | 19 | 5 | 14 |
10 | パドヴァ | 15 | 18 | 4 | 14 |
11 | ターラント | 14 | 19 | 4 | 15 |
12 | モンツァ | 13 | 19 | 5 | 14 |
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