バレーボール男子のイタリアリーグ1部・セリエAは2024年12月22日(日本時間12月23日未明)、レギュラーラウンドの後半2戦目となる第13節が各地であり、日本代表の石川祐希(29)が所属するリーグ首位のペルージャはホームで9位パドヴァと対戦。セットカウント3-1(23-25,25-21,25-19,25,21)で逆転勝ち、リーグ戦13連勝とした。今季公式戦19連勝として無敗を守った。パドヴァは9敗目(3勝)。日本代表の大塚達宣が途中出場した6位ミラノは4位チヴィタノーヴァに0-3(18ー25,20-25,23-25)で敗れた。(記事下に順位表)
石川のサーブがアウトで第1セット落とす
3日前の12月19日、CEV欧州チャンピオンズリーグ、サンナゼール(仏)戦で先発フル出場した石川はこの日、自身の古巣でもあるパドヴァ戦のスターティングメンバーを外れた。石川のベンチスタートはリーグ戦では5試合連続。
昨シーズンまで在籍したミラノではチームの主軸として出場した19試合で最初から最後までコートに立ったのが16試合とほぼ「出ずっぱり」だったが、今季から移籍したペルージャでは起用のされ方に変化が。リーグ戦と平行して戦うCEV欧州チャンピオンズリーグでのタイトル獲得を見据え、週に2~3試合に増えた連戦をこなすために同じOHのポジションのプロトニツキ、セミニウクと石川が持ち回りで先発を任されるのが基本路線だ。特に石川はこのところ、劣勢の状況を跳ね返すことを期待される「ゲームチェンジャー」としての起用が目立つ。
石川はこの日、第1セット22-24の場面で逆転の期待を背負い、リリーフサーバーとしてコートに送られた。最初のサーブを相手コートにねじ込み、OHセメニウクのレフトからの強打につなげて23-24と迫ったが、続くサーブはエンドラインを大きく超えてアウトとなり、第1セットを落とした。石川の出場はそこまで。ペルージャはそこから3セットを連取し、逆転勝ちにつなげた。OHプロトニツキがレギュラーシーズン6度目のMVPを獲得した。
年内にモデナと連戦
ペルージャの次戦は12月26日(日本時間12月27日)にホームで行われるレギュラーシーズン第14節のモデナ(リーグ8位)戦。さらに中3日となる12月30日(日本時間12月31日)、コッパイタリア準々決勝でモデナをホームで迎え撃つ。
セリエA順位表[2024.12.22現在]
順位 | チーム | 勝点 | 試合数 | 勝 | 負 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ペルージャ | 35 | 13 | 13 | 0 |
2 | トレンティーノ | 30 | 12 | 10 | 2 |
3 | ピアチェンツァ | 26 | 13 | 9 | 4 |
4 | チヴィタノーヴァ | 26 | 12 | 8 | 4 |
5 | ヴェローナ | 25 | 13 | 8 | 5 |
6 | ミラノ | 21 | 13 | 7 | 6 |
7 | チステルナ | 15 | 12 | 5 | 7 |
8 | モデナ | 15 | 13 | 5 | 8 |
9 | パドヴァ | 10 | 12 | 3 | 9 |
10 | ターラント | 10 | 13 | 3 | 10 |
11 | グロッタツォリーナ | 8 | 13 | 2 | 11 |
12 | モンツァ | 7 | 13 | 3 | 10 |
ペンスポニュースレター(無料)に登録ください
スポーツ特化型メディア“Pen&Sports”[ペンスポ]ではニュースレター(メルマガ)を発行しています。「へぇ」が詰まった独自ニュースとスポーツの風を届けます。下記のフォームにメールアドレスを記入して、ぜひ登録ください。
\ 感想をお寄せください /