バレーボール男子のイタリアリーグ1部セリエAは2024年10月12日(日本時間10月13日)、レギュラーラウンドの第3節があり、日本代表の石川祐希が所属するペルージャは敵地でモデナにセットカウント3-0(25-23,25-19,25-21)で快勝し、開幕から無傷の3連勝とした。石川は第2セットの最終盤、ペルージャがセットポイントを握った24-18の場面でコートに立ったが、起用はワンポイントで、ボールに触ることなくすぐにベンチに下がった。第3セット以降の出場はなく、この日は無得点だった。ペルージャのOH陣はエースのセメニウクと、チーム最年少23歳のチャンチョッタが先発出場。脚のケガを抱えていたプロトニツキも途中出場し、今季リーグ戦初出場を果たした。チームトップの13得点をマークしたOPベンタラがMVPを獲得した。
石川「コンディションを整えていきたい」
試合は、選手層の厚いペルージャが昨シーズンリーグ8位のモデナを寄せ付けずに完勝した。中盤までモデナにリードを許した第3セットも19-19からセメニウクが強力なスパイクを連続で決めて21-19と突き放すと、22-20からはこの日絶好調だったベンタラの2連続サービスエースでマッチポイントを握る。最後は207センチのMBルッソが歯切れのいいブロックで相手のスパイクをぴしゃり。「ブロックデビルズ」を地で行く締めくくりで勝利を決めた。
石川は試合中にほとんどアップをせず、時折腰に両手を当てて気にするようなそぶりを見せていた。ロレンツェッティ監督の談話などからも、腰痛の兆候が出た可能性があるが、石川本人の表情は明るく、試合中にはチームメートを大声で鼓舞する姿も見られた。大事をとった「休養」と見られ、心配は無用だろう。石川は試合後、マネージャーを通じて「今日のモデナ戦はしっかり3-0で勝つことができたので良かったです。個人的には出番はありませんでしたが、出番が来た時にしっかり出られるように、まずは来週の試合に向けてコンディションを整えていきたいと思います」とコメントした。ペルージャは次戦、10月20日(日本時間未明)にホームでチステルナを迎え撃つ。
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