バレーボール女子日本代表の石川真佑(23)がパリ五輪後の2024-25年シーズン、イタリア・セリエAのノヴァーラ(Novara)に移籍する。2024年5月11日、クラブとマネジメント会社が発表した。2026年6月までの2年契約。石川は初の海外挑戦となった2023-24年シーズンの昨季、同じくセリエAのフィレンツェでプレーし、14チーム中10位でシーズンを終え、2024年3月に退団していた。移籍先となるノヴァーラはセリエAでも屈指の強豪で、昨シーズンはレギュラーシーズン4位。プレーオフでも4位の成績を収めた。
「もっと高いレベルで」
石川は「今シーズン、ノヴァーラでプレーすることになりました。昨シーズンよりも自分自身がさらにレベルアップをしたいなと思いましたし、もっと高いレベルでプレーしたいという気持ちがあって決断しました。イタリアでのシーズンは2年目になりますが、1年目よりもさらにたくさんの人とコミュニケーションを取りながらやっていきたいと思いますし、しっかり結果を残していきたい」とマネジメント会社を通じてコメントした。
5月14日に24歳の誕生日を迎える石川は現在、同14日開幕のネーションズリーグ・トルコ大会に向けて女子日本代表チームの主力としてトルコで調整中。日本はネーションズリーグ予選ラウンド終了時点の世界ランキングで、アジア最上位もしくは出場が決まっているチーム以外の世界ランキングで上位3番目以内に入れば6大会連続の五輪出場権を獲得する。
ノヴァーラ イタリア北西部ピエモンテ州にある都市ノヴァーラを拠点にするチーム。ノヴァーラはトリノの東に90キロ、ミラノの西に約40キロに位置する工業都市。人口約10万人。正式なチーム名はIgor Gorgonzola Novara(イゴール・ゴルゴンゾーラ・ノヴァーラ)。2018-19年シーズンは欧州チャンピオンズリーグで優勝した。イゴール社はイタリアを代表するブルーチーズ・ゴルゴンゾーラの生産大手。
石川 真佑(いしかわ・まゆ)2000年5月14日、愛知県岡崎市生まれ。ポジションはアウトサイドヒッター。中学校からバレーボールの名門校へ進み、下北沢成徳高等学校では1年生からレギュラー入りし、全国大会と国体で2冠を達成。卒業後はVリーグの東レアローズに入団し、同年より日本代表としてU20の世界選手権とアジア選手権で優勝とMVP受賞、東京五輪にも出場。2023-24シーズンはプロ選手としてイタリア・セリエAのイル・ビゾンテ・フィレンツェに加入。今季は総得点でチーム2位の351得点を挙げる活躍だった。身長174㎝と小柄ながらも、多彩な攻撃とサーブ、安定した守備が持ち味。
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