ラグビー・リーグワン2023-24ディビジョン1のレギュラーシーズンもいよいよ残り2節となった。東芝ブレイブルーパス東京の最後のホストゲームは2024年4月27日(土)、東京・秩父宮ラグビー場でともに府中市に拠点を構える東京サントリーサンゴリアスとの「府中ダービー」だ。これまで幾度となく名勝負を繰り広げてきた両チーム。このライバル対決は今季のプレーオフの行方を占う重要なゲームとなる。
両者ともプレーオフ確定、再戦も視野
前節第14節(4月21日まで)の結果を受けてプレーオフ進出の4チームが出そろった。プレーオフは5月18日に1位と4位、翌19日に2位と3位の顔合わせで準決勝を行なう。それぞれの勝者が5月26日に決勝(国立競技場)で激突する。敗者は5月25日に3位決定戦(秩父宮)にまわる。
ここまで無傷の14連勝中の埼玉パナソニックワイルドナイツのリーグ戦1位は確定している。2季ぶりの4強入りを決めた東芝、サントリー、横浜キヤノンイーグルスと続く4位までがプレーオフ進出を決めたが、2〜4位の勝ち点差は8だ。勝ち点は1試合で最大5を獲得できるため、2位以下は残り2節で順位変動がありうる。
ただ、東芝とサントリーが2位と3位なら準決勝でまたしても相まみえることになる。プレーオフ準決勝での「再戦」の可能性を見据え、両チームがどんな布陣でどんな試合をするのか注目したい。
故障明けで前節の戦列に復帰し、4月22日に記者会見した東芝のリーチ マイケル主将は、サントリーとのリーグ戦とプレーオフの2試合について「もちろん、2回やるというのはあまりないですが、テーマは勝つこと。メンバー変更したりとか、戦術を見せないとかというより、いい準備をして勝って、次の試合も勝つ。個人的に府中ダービーをすごく楽しみにしています」と力強く語った。課題については「接点で自分たちがどれだけ前に出られるか、どれだけ止めることができるか、そこがカギになってくると思います。規律をしっかり守れば、セットプレーの安定感は自信があるのでそこからゲームを立てていけばいいと思います」と話した。
東芝のタイトルは2009-2010年のトップリーグ時代に5度目の優勝を果たしたのが最後だ。日本選手権も6度制している名門・東芝が、14シーズンぶりの頂点を目指して突き進む。
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ラグビー・リーグワン 2023-2024 順位表[第14節終了時点]
順位 | チーム | 試合数 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 埼玉パナソニックワイルドナイツ | 14 | 66 | 14 | 0 | 0 | 434 |
2 | 東芝ブレイブルーパス東京 | 14 | 56 | 12 | 1 | 1 | 133 |
3 | 東京サントリーサンゴリアス | 14 | 50 | 10 | 1 | 3 | 187 |
4 | 横浜キヤノンイーグルス | 14 | 48 | 10 | 0 | 4 | 105 |
5 | コベルコ神戸スティーラーズ | 14 | 36 | 7 | 1 | 6 | 142 |
6 | トヨタヴェルブリッツ | 14 | 34 | 7 | 0 | 7 | 17 |
7 | クボタスピアーズ船橋・東京ベイ | 14 | 34 | 6 | 1 | 7 | 51 |
8 | 静岡ブルーレヴズ | 14 | 33 | 6 | 2 | 6 | 71 |
9 | 三菱重工相模原ダイナボアーズ | 14 | 22 | 5 | 0 | 9 | -183 |
10 | リコーブラックラムズ東京 | 14 | 13 | 2 | 0 | 12 | -162 |
11 | 三重ホンダヒート | 14 | 6 | 1 | 0 | 13 | -463 |
12 | 花園近鉄ライナーズ | 14 | 6 | 1 | 0 | 13 | -332 |
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