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【バレーボール】ペルージャ辛勝で開幕2連勝、16得点の石川祐希「かなり耐えた」

パドヴァのブロックを見極めて得点を奪うペルージャの石川祐希=2024年10月6日、提供・セリエA
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バレーボール男子のイタリアリーグ1部セリエAは2024年10月6日(日本時間10月7日)、各地でレギュラーラウンドの第2節があり、日本代表の石川祐希が所属するペルージャは、敵地でパドヴァにセットカウント3-2(25-23,23-25,21-25,26-24,15-10)で辛勝し、開幕2連勝とした。観客は3,369人。この試合にスターティングメンバーで出場し、試合終了までコートに立ち続けた石川は、チームトップの16得点でMVPを獲得したが、相手のサーブで執拗に狙われた上に、ミスも目立ち、パドヴァに第2、第3セットを連取される苦しい試合を強いられた。2節を終え、開幕2連勝はトレンティーノ、ピアツェンツァ、ペルージャの3チームだが、この日ペルージャはパドヴァにフルセットに持ち込まれたため、勝ち点の差で順位は12チーム中3位につけた。ペルージャの次戦は13日(同14日)、敵地でモデナと対戦する。

リベロ(L)登録で出場機会がなかった大塚達宣のミラノはチビタノーヴァ(ルーベ)にストレート勝ちし、今季初勝利を挙げた。(下に記事が続きます)

目次

王者、パドヴァに手こずる

昨シーズンの王者、ペルージャが昨季のレギュラーラウンド10位のパドヴァに手こずった。両チームともサーブミスが多く、ペルージャは26本、パドヴァも23本。2時間27分を要した試合は、強いサーブで崩そうという狙いが空回りして、互いが流れを手放す繰り返し。終始、締まらない試合という印象がぬぐえなかった。

パドヴァがセットカウント2-1とリードした時点で、VBTVの英語実況が「パドヴァがホームで番狂わせを起こすかもしれない」と叫んだ試合。それでも試合をものにしたのは結局ペルージャだった。

第2、第3セットを連取されて後がなくなった第4セット。OPヘスス・エレーラに替えて、コートに戻ったOPワシム・ベンタラがロレンツェッティ監督の起用に応えてこのセット序盤から飛ばす。2点目をサービスエースでもぎ取ると、3点目もバックアタックを相手コートに突き刺した。

さらに石川が続く。立ちはだかるブロックにうまく当てて4点目。この日はサーブミスが6本あり、アタックも被ブロック5、エラー3と本来の出来ではなかったが、勝負所でメリハリを利かすクリエイティビティはイタリア10年目のなせる業だろう。このセットで石川はイタリア代表の20歳、ルカ・ポロのスパイクを単独で仕留めるド派手な1枚ブロックも決めて、逆転勝ちに貢献した。

「この試合はかなり耐えたけれど、重要なのは3-2で勝てたこと」と試合後のインタビューで振り返った石川。「いい時とよくない時があったので、安定したプレーをしなくてはいけない」と勝って兜の緒を締めた。

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