【ホッケー】日本リーグ男子4/12、女子4/19開幕。ロス五輪めざす選手らプレー

ホッケーのトップリーグ男子・サムライリーグは2025年4月12日、同女子のさくらリーグは4月19日から新シーズンがスタートする。男女とも2026年の愛知・名古屋アジア大会でロサンゼルス五輪出場権の獲得を目指す日本代表候補のほとんどがこのリーグに属しており、国内トップレベルの試合が繰り広げられる。サムライリーグ開幕戦は大阪府茨木市の立命館OICフィールドで、14時から立命館ホリーズと今季D1（1部）に昇格したSelrio島根が対戦、ライブ配信がある。

「ホッケー・レボリューション」2年目

集客やメディア露出で苦戦しているホッケーだが、2024シーズンから日本リーグは「HOCKEY REVOLUTION（ホッケー改革）」を掲げ、改革を進めている。専門家を招いて集客や広報活動の勉強会を開いたり、ホーム＆アウェイの試合を増やして地域、企業、行政、ファンとのかかわりを増やす試みにトライして、少しずつだが効果が出ている。

このほど出来上がった「2025年シーズンの公式プログラム」もREVOLUTION（改革）の一つ。表紙は画家の太田宏介さん（福岡県在住）が描いた。(下に記事が続きます)

TBSドラマで採用、太田作品で初のスポーツモチーフ

2歳で知的障害を伴う自閉症と診断された太田さんは、10歳から絵を描き始め、独自の世界観の作品をこれまで描き続けてきた。2024年のTBS系列の金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」で、自閉スペクトラム症の青年みっくん（坂東龍汰さん）が描く絵として採用されたことでも話題になった。これまで動物をモチーフにした絵が中心の太田さんが、初めて人物、スポーツをモチーフに描いた作品だ。

この作風にほれこんだ日本リーグ事務局の近藤伸一さんが、太田さんを口説き落として実現した表紙のプログラムは1冊2,300円（送料込み）。全24チームの選手名鑑のほか、競技日程、戦績、過去のデータや、観戦ガイドなどが1冊にまとまっている。

【販売中】高円宮牌2025ホッケー日本リーグ公式プログラム