ハンドボール男子世界選手権のF組4位(最下位)で予選ラウンドで敗退した日本(彗星JAPAN)は2025年1月24日(日本時間1月25日)、クロアチア・ポレチ(Zatica Sport Center)で行われた25〜32位決定戦のプレジデントカップ第2戦でバーレーン代表と対戦し、31-27(前半13-13)で勝利した。日本は予選ラウンドから通じてこの世界選手権で初勝利を挙げた。この試合のhummel Player Of The Match (POM)にはセーブ率35.5%で勝利に貢献したGK中村匠(豊田合成ブルーファルコン名古屋)が選ばれた。観客は150人。日本は次戦、1月26日15:30(日本時間23:30)より、プレジデントカップ第3戦でキューバと戦う。 (下に記事が続きます)
27-27から4連続得点で抜け出す
試合は前半、バーレーンのGKモハメド・アリの好セーブもあり、日本は19分までに4-9とリードを許した。しかし、パリ五輪代表のCB藤坂尚輝(日体大、大同特殊鋼フェニックスTOKAI内定)らが連続得点を挙げるなどして、23分には8-10と詰め寄る。 GK中村匠も、バーレーンの9本のシュートのうち4本をセーブし、ディフェンス陣も奮闘。前半終了間際に13-13に追いつき、折り返した。
後半は試合終了5分前まで27-27の接戦となった。しかし、その勝負どころからLB吉野樹(トヨタ車体ブレイヴキングス刈谷)のペナルティゴールやCB水町 孝太郎(豊田合成ブルーファルコン名古屋)の連続得点で31-27と突き放した。
トニー・ジローナ監督「勝利は全員にとって重要」
今回の勝利はチーム全員にとって非常に重要なものです。序盤はリードを許しましたが、経験豊富な選手たちが役割を果たし、ハーフタイムで同点に追いつくことができました。後半はキーパーのセーブが鍵となり、勝利を掴むことができました。この結果を糧に、次の試合に集中します。
GK中村匠「勝利をつかみ素直にうれしい」
たくさんの応援が本当に力になりました。勝利を掴むことができて素直に嬉しいです。チーム全員で最後まで戦えたことを誇りに思います。
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