サッカー女子日本代表のなでしこジャパンは2024年2月24日(土)、サウジアラビア・ジッダのプリンス・アブドゥラ・アルファイサルスタジアムにて行なわれるパリ五輪最終予選(第1戦)で北朝鮮と対戦する。ホーム&アウェイで対戦し、2戦合計の勝者がパリ五輪本大会の出場権を獲得する。第1戦はアウェー開催だが、北朝鮮側の受け入れ準備の問題でアジアサッカー連盟(AFC)が中立地での開催を提案していた。紆余曲折の末、最終的にサウジアラビア・ジッダでの開催が決まった。
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午後10時4分キックオフ、NHKーBS、DAZNでライブ
キックオフは日本時間の2月24日午後10時4分で、チケット販売はなく無観客で行われる。試合はNHK-BSで生中継され、DAZNでもライブ配信される。
第2戦は2月28日、東京・国立競技場で午後6時半キックオフ。
油断大敵のアジア最終予選
アジアに与えられたパリ・オリンピック出場権は2つ。なでしこジャパンは、北朝鮮女子代表との2試合で決着をつけ、その一つをつかみに行く。もう1枠はオーストラリアとウズベキスタンが出場権を争う。
なでしこジャパンがアジア最終予選を勝ち抜いて五輪出場を決めれば、2012年ロンドン大会以来となる。2021年の東京大会は開催国枠での出場で、五輪本番は準々決勝敗退。2016年リオデジャネイロ大会はFIFAランキング4位(当時)で五輪本番でも優勝候補の一角に挙げられながら、アジア最終予選を勝ち抜くことができず、五輪出場を逃す憂き目にあっている。
北朝鮮との五輪最終予選、出場逃した2016リオ大会の予選以来
北朝鮮と五輪最終予選で対戦するのは、そのリオデジャネイロ五輪アジア最終予選以来となる。
リオでジャネイロ五輪のアジア1次予選と2次予選を免除されていた日本は、6カ国による総当たりのリーグ戦形式で行われる最終予選から登場した。出場国は日本、北朝鮮、オーストラリア、中国、韓国、ベトナム。2016年2月29日〜3月9日の短期決戦で、試合はすべて日本開催という大きなアドバンテージがあった。
ところが、日本はオーストラリアとの初戦に1-3で敗れると、続く韓国戦は先制しながら直後に追いつかれて1-1のドロー。第3戦では中国に1-2で敗れ、自力でのオリンピック出場権獲得の可能性が消滅した。第4戦のベトナム戦は6-1と快勝し、最終戦は北朝鮮に1-0で勝ちはしたが、エンジンがかかるのが遅すぎた。オーストラリアと中国に及ばず、2位までに与えられる出場権に手が届かなかった。五輪の予選敗退は2000年シドニー大会以来、4大会ぶりのことだった。
2011年、ドイツ開催の女子ワールドカップ(以下W杯)で初優勝を手にし、2012年のロンドン五輪と2015年のカナダW杯でも決勝進出したなでしこジャパン。世代交代を経て、海外で活躍する若手選手も増えたチームがパリ五輪で再浮上を目指す。
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