【パデル】アジア競技大会代表の佐藤千文、国際連盟公認ツアーで準優勝

FIPツアーで準優勝した佐藤千文(左から2人目)
FIPツアーで準優勝した佐藤千文(左から2人目)=2026年10月25日、タイ南部サムイ島で(写真提供:国際パデル連盟)
  • URLをコピーしました!

ラケットスポーツ・パデルの国際連盟公認ツアー「FIP BRONZE HIGH VELOCITY SAMUI」 が2026年10月22日から25日までタイのサムイ島で開かれ、愛知・名古屋アジア競技大会日本代表女子の佐藤千文(26)が、マレーシアのエリシア・ワン(24)とのペアで決勝に進出し、準優勝した。佐藤は賞金約446ユーロを獲得した。FIPツアー決勝に日本人女子が進出したのは史上2人目。佐藤は2026年ツアー17戦目で初の決勝進出だった。

大会には11チームが出場。チームポイントランキングでラウンド16をシードされた佐藤・ワン組は準々決勝でロシア人のベテランペアを6-0、6-0でねじ伏せると、続く準決勝も中国人ペアを6-3、6-1で押し切った。決勝はエルサ・テラノバ(イタリア)・アンジェリーナ・ネイズヴェストナヤ (ロシア)組に1-6、1-6で敗れた。

目次

ロストバゲージから勝ち上がった

ファイナリストの盾を手にほほ笑む佐藤千文(右)とエリシア・ワン(提供:佐藤千文)
ファイナリストの盾を手にほほ笑む佐藤千文(右)とエリシア・ワン(提供:佐藤千文)

佐藤は大会前日にシンガポール経由でサムイ入りしたが、ラケットやシューズ、ユニフォームがロストバゲージに遭うトラブルに見舞われた。「借り物を準備していた」というが試合の3時間前に届き、力を発揮した。準決勝について「相手が苦手な足元を攻め、勝ちにつながった。長いラリーでも常にポイントをリードして、相手にペースを渡さなかった」と振り返った。決勝は「相手はミスが少なく、常に質の良いショットを打っていた。ラリーも短くなってしまうことが多く、ポイントを取りに行くチャンスをつかめなかった」と話した。

佐藤は年内、パンガン、香港、プーケットと転戦する。「次も強い相手が出場するので気が抜けないが、積極的に攻めてチャンスをつかみたい」と意気込んでいる。

佐藤 千文(さとう・ちふみ) 2000年10月7日、東京都北区生まれ。3歳から高校までテニスを続け、高校卒業後に本格的にパデルを始めた。東邦大学時代は学業と両立しながら、そして社会人になってからは看護師として働きながら競技に打ち込んだ。2024年には競技力向上を目指してパデルに専念するため、本場スペインへ渡って技を磨いた。2025年に日本代表としてアジアカップ優勝。2026年愛知・名古屋アジア大会では小澤琴巳とのペアで8強入りした。現在はインドネシア・バリ島を拠点にアジア各国のFIPツアーを転戦中。身長150㎝、右利き。

パデルとは:テニスとスカッシュ「融合」ラケットスポーツ

2026年秋に開催された愛知・名古屋アジア競技大会で初めて正式競技に採用され、注目を浴びた。1960年代にメキシコで生まれ、スペインやアルゼンチンを中心に世界中で爆発的な人気を集めているテニスとスカッシュを融合させたようなラケットスポーツ。テニスコートの約半分のサイズのコートを使用し、周囲は強化ガラスと金網の壁で囲まれている。2対2のダブルスのみ。コートにワンバウンドした後、周囲の壁に当たって跳ね返ったボールも、スカッシュのようにそのままノーバウンドであれば打ち返すことができる。サーブはアンダーハンドサーブと決まっているため、テニスのように強烈なサーブでポイントが決まることは少なく、ラリーが続きやすいのが特徴。

Pen&Sports ニュースレター(無料)に登録する

スポーツ特化型メディア“Pen&Sports”[ペンスポ]は不定期で無料ニュースレターを配信しています。原田亜紀夫編集長が勝ち負けを伝えるだけに終わらない、舞台裏のストーリーや本質に焦点を当てたコラムをお届けします。読めばニュースの見方が多面的になり、きっと気づきがあるはずです。登録・解除はいつでも可能です。

個人情報の扱いはプライバシーポリシーをご覧いただき、同意の上でお申し込み下さい。

  • URLをコピーしました!

\ 感想をお寄せください /

コメントする

目次