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【バレーボール】石川真祐「自分の良さを出していくのみ」2度目も決勝進出ならず |  コッパ・イタリア女子

コッパ・イタリアの準決勝、コネリアーノとの試合後にインタビューに答えた石川=2026年1月24日、中山写す
コッパ・イタリアの準決勝、コネリアーノとの試合後にインタビューに答えた石川=2026年1月24日、中山写す
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バレーボールのイタリアリーグ女子1部(A1)の前半上位8チームで行われるコッパ・イタリアは、準々決勝を勝ち抜いた4チームによる「ファイナル4」が2025年1月24日にトリノのイナルピ・アリーナで開幕した。2025年12月に行われた準々決勝では、ブスト・アルシツィオに所属する日本代表セッター・関菜々巳(26)は、キエリに惜しくもフルセットで敗退したために2年連続の出場ならず。いっぽうノヴァーラ(リーグ4位)に所属する日本代表OHでキャプテンの石川真佑(25)は2025年10月にスーペルコッパを制したミラノを破り、昨季に続いてファイナル4に駒を進めた。準決勝の対戦相手は昨年と同じ、リーグ戦は1敗でトップを走っているコネリアーノだ。12,327人の観客が見守る中で行われた、白熱の準決勝を現地からよりレポートする。

目次

リーグ戦でも苦戦のノヴァーラ、出場機会の少ない石川

守備では安定したプレーを見せる石川=写真提供:Lega Volley Femminile
守備では安定したプレーを見せる石川=写真提供:Lega Volley Femminile

現在リーグ戦は後半8節を終え、残るは5試合と終盤に差し掛かっている。石川が所属するノヴァーラは、ペルージャ(現在14位)に敗れたほか、ベルガモ(現在9位)、ブスト・アルシツィオ(現在8位)にもフルセットまで持ち込まれるなど、下位チームから十分な勝ち点が取れなかったことが響き、5位にとどまっている。コッパ準決勝で対戦するコネリアーノとはリーグ戦ですでに2試合を終えているが、どちらも敗退。コネリアーノは5冠に輝いた昨季の圧倒的な強さは影を潜め、スーペルコッパ決勝でミラノに、世界クラブ選手権ではスカンディッチに敗れて現在まで出場した2大会連続で2位に甘んじている。しかしリーグ戦では、1敗を守り単独首位を守っている。

けが人も多く調子の波があるノヴァーラ。そして石川も、持ち前の安定したプレーを出し切れずにいる。昨季と比べると先発出場が少なく、リリーフサーバーや守備固めのピンポイント起用されることが多い。シーズン序盤のインタビューで答えたように、「監督からはサイドは回して使う」と言われていたとしても、OPトロクの復帰後はヘルボッツやアルスマイヤーの後ろに隠れてしまっているのは否めない。(下に記事が続きます)

先発の3セット目も途中交代、無得点

3セット目、コートに入る前にベルナルディ監督から指示を受ける=中山写す
3セット目、コートに入る前にベルナルディ監督から指示を受ける=中山写す

コッパ・イタリア準々決勝の第1試合、コネリアーノとの対戦でも石川はベンチスタートだった。1セット目の立ち上がりは一進一退で拮抗した展開だったが、ノヴァーラのミスが続いて13‐16と3点差をつけられる。終盤20‐22と追い上げたところで石川がサーブで入るが、すぐにサイドアウトでベンチに下がり、ノヴァーラはまず第1セットを落とした。第2セットは5‐5からアルスマイヤーが2度アタックをシャットされて石川がウォーミングアップを始めるも、石川がサーブで入ったのは相手がセットポイントを握ってから。結局、2セット目も20‐25でコネリアーノが決勝進出に王手をかけた。

第3セットになり、ようやくベルナルディ監督が動く。2セット目で無得点だったアルスマイヤーに代えて石川をスタートから起用。しかし石川も5本放ったスパイクで一度も得点できないまま、8‐13の場面でアルスマイヤーに交代された。石川は再びコートに立つことはなく、3セット目もコネリアーノが取ってストレート勝利で翌日の決勝進出を決めた。

試合開始直後、RAI(国営放送)解説者が「レベルの高いOPの戦いとなる」とコメントしていたが、24得点のトロクに頼りきりのノヴァーラに対し、コネリアーノはハークが15得点、OHガビは14得点(MVP)と続き、シュテイ(8得点)もここぞの場面でしっかりと決め続けた。全体のディフェンスやつなぎの精度も高く、点差以上にコネリアーノの勝負強さが光った試合だった。(下に記事が続きます)

「いい状況で打てなくても、決められないといけない」

試合後に沈んだ面持ちで座る石川とアルスマイヤー=中山写す
試合後に沈んだ面持ちで座る石川とアルスマイヤー=中山写す

試合後、コートサイドで石川に話を聞いた。途中出場ばかりで、やりにくさは感じていないのだろうか。

「代表でも途中出場の経験はしてきてるので、いつも自信をもって入るために準備はしっかりしています。サーブから途中出場する時も、データを参考にしつつ自分がしっかり打てるところを意識して打っています」

それはサーブ以外でも同じだ。先発であれ途中出場であれ、コートに入った時に自分が持つ良さをしっかり出さないといけない。それがたとえ、難しい状況であっても。

「どんな状況でも点数を取らないといけないポジションなので。いい状況で打てるのが少なかったとはいえ、点を取り切れなくても、相手を崩したり工夫することをやっていかないといけないと思います」

チームの敗因としては、「攻めてる部分はあるんですけど、自分たちからミスを出してしまったり、相手よりディフェンスを怠ってると外から見て感じました。そういう部分はしっかり連携をとっていかないとな、と思います」

昨年、初めてのファイナル4では先発だったものの途中交代となり、沈んだ顔で自身の反省を述べるだけで精一杯だった石川。しかし今年は目を潤ませながらも表情は厳しく、自身とチームを客観的に見て意見を述べる姿に、内面の成長やたくましさを感じた。

キエリ相手にタイブレーク、スカンディッチが決勝へ

キエリを3‐2で下し、決勝進出を決めたスカンディッチ=写真提供:Lega Volley Femminile
キエリを3‐2で下し、決勝進出を決めたスカンディッチ=写真提供:Lega Volley Femminile

準決勝の2試合目は、リーグ戦では2敗、3ポイント差でコネリアーノを追う2位のスカンディッチと、4位につけているキエーリとの対戦だった。予想外の接戦でタイブレークにもつれこんだが、最終セットは中盤までは競ったものの、最後は15‐8のダブルスコアでスカンディッチが勝利を収めた。

決勝のカードはコネリアーノ対スカンディッチ。リーグ戦の対戦成績は前半の1試合をコネリアーノが3‐1で勝利しているが、「イタリア・ダービー」となった2025年12月の世界クラブ選手権では、スカンディッチが3‐1でコネリアーノを下して初優勝を飾っている。今期はまだ栄冠のないコネリアーノが女王の意地を見せ、1か月前の屈辱を果たすのか。それとも再びスカンディッチが頂点に立つのか。

コッパ・イタリアの決勝は、今日2026年1月25日の15時に戦いの火ぶたが切られる。

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コメント一覧 (1件)

  • Conosci già la mia opinione al riguardo, ma per curiosità ho guardato le statistiche stagionali di Mayu-san e, confrontandole con quelle della Alsmeier ho visto che i numeri sono a vantaggio di Mayu-san, nonostante abbia sicuramente giocato di meno!
    Questo mi fa ancora più arrabbiare con il coach Bernardi, le cui scelte sono davvero inspiegabili… -_-‘
    Sono dispiaciuto per Mayu-san che non può esprimersi ai suoi livelli per le scelte a dir poco bizzarre di un coach che mi pare abbia completamente perso la ragione!!
    Forza Mayu-san, abbi pazienza e non cambiare il tuo gioco per i capricci di un tecnico esaurito!

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