バレーボール男子イタリア1部リーグ・セリエAは2025年4月24日(日本時間4月25日)、3戦先勝方式のプレーオフ(PO)準決勝第5戦が行われ、日本代表の石川祐希が所属するペルージャ(レギュラーシーズン2位)はホームのパラ・バルトンでチビタノーヴァ(同3位)に1-3(29-27/19-25/17-25/22-25)で敗れて通算2勝3敗となり、決勝進出はならず。2シーズン連続のスクデット(リーグ優勝)の道もついえた。試合時間は2時間15分。
ピアチェンツァと3位決定戦へ
ペルージャに2連敗した後、背水の陣から3連勝で準決勝を勝ち上がったチビタノーヴァ(レギュラーシーズン3位)は2シーズンぶりのPOファイナルへ。中2日の4月27日(日)から敵地で始まるPO決勝でトレンティーノ(リーグ1位)に挑戦する。一方、ペルージャは4月29日(日本時間4月30日)から行われるピアチェンツァ(レギュラーシーズン5位)との3位決定戦にまわる。ペルージャに残されたタイトルは、4強入りを決めている欧州チャンピオンズリーグに絞られた。
セリエAで9試合ぶり、プレーオフに入って初めて先発出場した石川はチーム2番手の13得点(アタック12得点、サービスエース1得点)を挙げて攻撃を牽引した。ただ失点も目立ち、レセプションでは個人で8失点。チーム全体で17本のサービスエースを決めたチビタノーヴァの勢いに押され、力負けした。

ジャンパオロ・メデイ監督(チビタノーヴァ):「今日の試合を超えて、この準決勝で信じられないような偉業を成し遂げたと思います。なぜなら、ペルージャのような強くて装備の整ったチームに対して0-2から逆転するのは本当に非常に難しいことだからです。私たちは皆、非凡なプレーをしました。これは、常に解決策を探し、持っているものを最大限に活用し、自らの能力を強く信じる者たちの勝利です。私たちは名作を作り上げました。今、決勝戦でまた一つ作り上げるために挑戦します。素晴らしいファンたちの支援に感謝しています。彼らは常に私たちを支えてくれました。次はトレンティーノ戦に集中し、このマインドセットを維持して臨みます」
アレックス・ニコロフ(チビタノーヴァ): 「非常に強いチームに対する信じられないほどの逆転劇でした。私たちのハートが差を生みました。決勝戦では限界を設けず、全てを捧げて戦います。(来季の)チャンピオンズリーグ出場権獲得も楽しみです」

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