フランス・イエール沖で開催中のセーリングのパリ五輪最終予選「フレンチオリンピックウィーク兼ラストチャンスレガッタ(国枠選考大会)」で2024年4月25日、男子ウインドサーフィン種目・iQFOiL級の39歳、富沢慎(トヨタ自動車東日本)が優勝し、5カ国に与えられるパリ2024オリンピックへの国別出場権を獲得した。
富沢「もがけるところまで もがく」
富沢は旧種目のRSX級で出場した北京五輪(10位)、ロンドン五輪(28位)、リオデジャネイロ五輪(15位)、東京五輪(16位)に続き、5大会連続の日本代表となる。
Pen&Sports[ペンスポ]の調べで、五輪5大会連続出場は、パリ五輪内定者のなかでアーチェリーの古川高晴(近大職)の6大会連続に続く多さで、同じく5大会連続出場となるカヌースラローム・羽根田卓也(ミキハウス)に並ぶ。また39歳でのパリ五輪内定はここまでの内定者のなかでアーチェリーの古川と並ぶ最年長。
富沢は日本セーリング連盟を通じて「今回、優勝することができて、頑張れば意外と良いところへ行けるのではないかということが見えてきたので、今後、(パリ本番まで)もがけるところまでもがいてみようと思います。新艇種になってからなかなか成績が出ず、それでもずっと応援してくださった所属企業にはお礼を申し上げたいです」とコメントした。
男子ウインドサーフィン種目・iQFOiL(アイキューフォイル)級 パリ五輪の新種目。2021年東京五輪までの種目だったウインドサーフィンのRSX級の船底にはダガーボード(横流れを防ぐための翼)が付いていたのに対し、iQFOiL級にはボードの底に水中翼(ハイドロフォイル)が設けられ、走行時にはボードが水面から浮き上がり、飛ぶように進む。iQFOiL級はRSX級より高速で滑走する。
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