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【編集長コラム】駐ハンガリー大使と うれしい再会

0427編集長・原田亜紀夫コラム
ハンドボール女子パリ五輪世界最終予選の記者席で=ハンガリー・デブレツェン、撮影:多田千香子
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ペンで、心を動かす。Pen&Sports [ペンスポ] 編集長の原田亜紀夫です。エバー航空の協力で2024年4月11~14日、ハンガリー第2の都市、デブレツェンでハンドボール女子のパリ五輪世界最終予選を取材しました。女子日本代表(おりひめジャパン)は残念ながらパリ五輪出場を逃しましたが、彼女たちの尊い挑戦を全力で追いかけました。現地に来ていた日本のメディアはNHK、共同通信(ロンドン駐在)、時事通信(パリ駐在)、私たちペンスポの4社だけでした。

ペンスポは大手メディアのような企業体力はまだありませんが、マスコミが伝えない詳報や独自アングルからのストーリー配信を目指しています。みなさんに記事を読んでいただき、激励やご支援をいただくことが私たちの力になり、取材活動を継続できています。心から感謝申し上げます。

目次

東京2020の広報局長だった小野日子さん

小野日子・駐ハンガリー大使と原田亜紀夫
駐ハンガリー大使の小野日子さん(左)と筆者

ハンガリーではうれしい再会がありました。この3月25日に駐ハンガリー大使に就任された小野日子(おの・ひかりこ)さんが、ブダペストから車で2時間半かけてデブレツェンでの日本-ハンガリー戦に駆けつけてくれたのです。

 初めて出会った8年前の2016年、小野さんは外務省から東京五輪・パラリンピック大会組織委員会に出向し、広報局長兼スポークスパーソンを務めていました。私は朝日新聞社スポーツ部の五輪担当キャップでした。

東京五輪・パラリンピックの大会公式エンブレムの盗作疑惑が持ち上がった直後で、私が連日の取材に熱を入れていたさなか、矢面に立って報道対応していたのが小野さんでした。そんな小野さんはその後、外務省経済局長、外務報道官などを歴任、この3月に駐ハンガリー大使に着任されました。スポーツ全般に詳しく、理解もある小野さんは自身もフルマラソンをサブ4(3時間53分)で走るすごい方です。(下に記事が続きます)

日本・ハンガリー国交155年目

小野さんの大使就任あいさつによると、日本とハンガリーの歴史は長く、両国は1869年に外交関係を樹立して以来、2024年で155年目を迎えるそうです。政治、経済、文化、学術などの幅広い分野で、友好的な協力関係を構築してきたといいます。日本企業も180社ほどが進出していて1900人以上の在留邦人がいるそうです。

ハンドボール女子の日本ーハンガリー戦の会場は地元ハンガリーファンの熱狂的な応援に包まれ、完全アウェーの雰囲気でした。小野大使は「かなりのアウェーなので日本選手はつらそう」と心配され、「私も若干の恐怖を感じつつ、日の丸を振っていた」と苦笑い。「相手のキーパーがうまいですね」とマニアックな感想も漏らしながら試合を最後まで観戦されました。

「人と人との交流や相互の訪問が一層活発となるような活動を積極的に行っていきたい」と小野大使。ここ数年、国際スポーツ大会の招致に積極的なハンガリーでは、様々な競技でアスリートの交流が大きな意味を持つことでしょう。大使の任期は3年。ブダペストからこの世界最終予選に車で2時間半かけて駆けつけた小野大使の気概とスポーツ愛に私も刺激を受けました。

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