【バスケットボール】日本女子、今夜2/11カナダ戦。勝てばパリ五輪、負けても可能性

バスケットボール女子のパリ五輪世界最終予選（WOQT）は今夜2024年2月11日、日本代表AKATSUKI JAPAN(FIBAランク9位)が大一番を迎える。この五輪世界最終予選はハンガリー、ベルギー、ブラジル、中国の4カ国での分散開催で行なわれているが、ハンガリー会場ではカナダ、日本、スペイン、ハンガリーの4チームが1勝1敗で並ぶ大混戦となっている。総当たりで上位3チームに入れば出場権獲得。4チームのうち脱落するのは1チームだ。

敗戦でもハンガリーがスペインに勝てばOK

日本はここまで2月8日の初戦でスペインに86－75で勝ち、続く2月9日、ハンガリーには75－81で敗れた。今夜2月11日（日本時間23:00試合開始）のカナダ（FIBAランク5位）戦で、日本が勝てばパリ五輪決定。負けた場合、直後に行なわれるスペイン（FIBAランク4位）対ハンガリー（同19位）戦の結果次第となる。日本はスペインとの直接対決にすでに勝利しているため、ハンガリーがスペインに勝てば日本のパリ五輪行きが決まる。すでに五輪切符を手に入れている男子に続き、男女がそろって自力で五輪出場権を獲得すれば、1976年モントリオール大会以来48年ぶりとなる。（開催国枠で出場の東京大会を除く）。（下に記事が続きます）

1年半前はカナダに大敗、３Pで攻勢を

カナダとの直近の対戦は約1年半前。シドニーで開催されたFIBA女子バスケットボールワールドカップ2022で対戦し、その時は日本がカナダに56－70で圧倒されている。

平均身長174cmの日本に対して、カナダには193cmの大型センター、ケイラ・アレクサンダーがいる。シュートブロックやリバウンド能力に長けていて、日本はまず彼女を警戒しなければならない。ナタリー・アチョンワも191cmの大型選手。出産から復帰したばかりの31歳のベテランで、彼女の豊富な経験値もこの大一番では不気味だ。一方、スリーポイントシュートの成功率では日本に軍配が上がる。カナダの成功率は今大会で21.7％だが、日本は35％を超える。初戦のスペイン戦同様、相手の術中にはまらず、ドライブで仕掛ける勇気とスリーポイントライン後方からの積極的なシュートで攻勢をかけたい。

パリ五輪出場内定国（2月10日時点）

フランス（開催国）、米国（ワールドカップ優勝国）、ベルギー、ナイジェリア、オーストラリア、中国、プエルトリコ

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