暑い8月も終わります。勝っても負けてもアスリートが放つ言葉には思いがこもり、それに私たちは勇気をもらいます。「ペンで、心を動かす」をミッションに掲げる”Pen&Sports” [ペンスポ] では毎月末、アスリートが語った印象深い言葉を独自に切り取り、お届けします。
ホントに辛いことたくさんあるんですけど、でも、今日だけは世界で一番幸せです
北口榛花(陸上・やり投げ)
2023年8月25日。陸上世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)で金メダル獲得
北口は最終6投目に66メートル73をマークし、逆転で金メダルを獲得しました。日本女子のトラック&フィールド種目で金メダルは史上初です。
チェコ語でのインタビューもこなしているのが頼もしく、印象的でした。
雄太さん、まだまだ引退させませんよ
河村勇輝(バスケットボール・日本代表)
2023年8月27日。男子ワールドカップの日本-フィンランド戦、98-88で歴史的勝利を挙げた試合後、右足首を痛めながら戦った渡邊雄太(フェニックス・サンズ)は、この試合3ポイントシュート連発で1人で25得点を挙げたPG河村勇輝から「『雄太さん、まだまだ引退させませんよ』という力強い言葉をもらいました」と明かしました。日本代表で唯一のNBAプレーヤー、渡邊はW杯でパリ五輪のアジア出場枠をつかめなければ、代表を引退すると宣言していました。
1点の重みというものを改めて感じた
相澤菜月(ハンドボール・日本代表主将)
引き分けでも得失点差でパリ行きが決まっていました。記者会見で「本日はありがとうございました」。お礼を言ったあと18秒、言葉に詰まりました。心の奥から絞り出された言葉が響きました。
「日本開催(のパリ五輪アジア予選)ということで、たくさんの応援のなかで、こうやって試合できたことが…すごくうれしいですし、やっぱりこの試合で勝ちたかったです。あと1点の重みというものを改めて感じた試合だったかな、と思います」。
2023年8月23日。パリ五輪アジア予選の日韓戦、24-25で敗れて
できるできへんじゃなくて やるかやらんか
山中亮平(ラグビー・コベルコ神戸スティーラーズ)
2023年8月15日。W杯フランス大会(9月8日開幕)日本代表メンバーに落選して
2019年W杯で貢献した35歳、FB山中亮平がメンバーから外れました。「2027年のワールドカップ目指します。」と、自身のX(旧:Twitter)で宣言しました。
追いかけ続ける勇気さえあれば、夢は必ずかなう
西岡悠慎(野球・高知中央高主将)
米実業家ウォルト・ディズニーの名言を折り込んだ宣誓は話題になりました。全文(日付、名前は除く)は下記になります。
宣誓。私たちは第105回という節目の年に夢の甲子園球場に立てていることを誇りに思います。しかし、ここにたどり着くまで、たくさんの壁や困難がありました。それを乗り越えられたのは、共に絆を深め合った仲間、監督、コーチ、そしてたくさんの方々の支えがあったからです。追いかけ続ける勇気さえあれば、夢は必ずかなう。そう信じ、全国高校球児の思いを一投一打に込め、全力で戦い抜くことを誓います。
2023年8月6日。全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)選手宣誓で
ディズニーの原文は“All our dreams can come true if we have the courage to pursue them.”です。追いかける勇気があれば、夢はかなう。さあ私たちも…!
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