ラグビーのワールドカップ(W杯)は1次ラウンドの全40試合を終え、ベスト8が出そろった。欧州から4チーム、南半球からも4チームずつが勝ち上がった。前回大会の8強からは日本とオーストラリアが脱落し、フィジーとアルゼンチンが入れ替わりで勝ち上がった。過去優勝2回、準優勝2回のオーストラリアは史上初めてベスト8を逃した。世界ランキング上位4チームが準決勝ではなく、準々決勝でつぶし合う組み合わせ。準々決勝の顔合わせをチェックしよう。
💥💥W杯史上最も激しい準々決勝?💥💥
— ラグビーワールドカップ™ (@rugbyworldcupjp) October 13, 2023
実力拮抗の極上の4試合が明日から2日間繰り広げられます✨
一体どのようなドラマが私たちを待っているのでしょうか🥹#ラグビーワールドカップ2023#RWC2023 pic.twitter.com/R2ZsIcL57t
復調のウェールズVS.日本破ったアルゼンチン
10月14日17:00(日本時間10月15日0:00)@マルセイユ
- ウェールズ(C組1位)世界ランク7位
- アルゼンチン(D組2位)世界ランク9位
ウェールズは、2023年2~3月のシックス・ネーションズで5位という不本意な結果に終わり、大会前の評価は決して高くなかったが、着実に復調気配だ。一方、アルゼンチンはイングランドに完敗した後、日本との接戦に競り勝ち、2大会ぶりの準々決勝に返り咲いた。
世界ランク1位アイルランドVS.優勝3回のニュージーランド
10月14日21:00(日本時間10月15日4:00)@サンドニ
- アイルランド(B組1位)世界ランク1位
- ニュージーランド(A組2位)世界ランク4位
世界ランキング1位のアイルランドにとって準々決勝は鬼門だ。過去7度の挑戦で準決勝(4強)に進出したことがない。しかし、今大会は前回王者の南アフリカを下すなど、1次リーグ4戦全勝と攻守にスキがない。過去W杯優勝3度のニュージーランドには昨年の同国遠征で2度勝利している。
4連勝イングランドVS.”台風の目”フィジー
10月15日17:00(日本時間10月16日0:00)@マルセイユ
- イングランド(D組1位)世界ランク6位
- フィジー(C組2位)世界ランク8位
イングランドはキックゲームによる堅実な試合運びで1次リーグを4連勝で勝ち上がった。大会前の不振を完全に振り払ったようだ。一方のフィジーはオーストラリアを撃破し、16年ぶりの準々決勝進出。8強のなかでは「台風の目」的な不気味な存在となっている。フィジーは8月にトゥイッケナムでイングランドに歴史的な前哨戦勝利を収めている。
初V狙うフランスVS.立ち向かう前回王者 南アフリカ
10月15日21:00(日本時間10月16日4:00) @サンドニ
- フランス(A組1位)世界ランク2位
- 南アフリカ(B組2位)世界ランク3位
初優勝を狙う開催国のフランス(レ・ブルー)は開幕戦でニュージーランドに快勝するなど地元の大声援を受けて4連勝。WTBプノーが計6トライで大会トップを走るが、ナミビア戦でキャプテンのSHアントワーヌ・デュポンが頬骨を負傷し、陰りが見えるチームのムードを立て直せるか。イタリア戦を欠場したデュポンを手術した外科医からは戦列復帰OKのゴーサインが出たというが、準々決勝でカムバックなるか。
デュポンは南ア戦に向けて10日、練習を再開、非公開でトレーニングを行った。本人もX(旧Twitter)で「未来に向かう帰還」とコメントしている。
Retour vers le futur ⏩️ pic.twitter.com/JKyaRTEcPw
— 𝗔𝗻𝘁𝗼𝗶𝗻𝗲 𝗗𝗨𝗣𝗢𝗡𝗧 (@Dupont9A) October 10, 2023
フランスに対し、史上最多4度目の優勝を狙う前回王者の南アフリカが立ちはだかる。準決勝は日本時間の10月21、22日。3位決定戦は10月28日。決勝は10月29日に行なわれる。
観客180万人突破。すでに2019日本大会上回る
ラグビーワールドカップ2023フランス大会の組織委員会は2023年10月10日、パリで記者会見を開き、1次リーグ全40試合終了時点の観客入場者数が180万人に達したと発表した。前回2019年の日本大会の総入場者数は約170万人。準々決勝以降の8試合を残した時点で4年前をしのぐ活況だ。
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