立石恋菜(香川銀行シラソル香川)地道な仕事人

スコア上はパッとしないけど、いてくれないと困る人。目に見えないところで身体を張って、チームを支えてくれます。
立石恋菜(香川銀行シラソル香川)はケガから復帰して、2025~26シーズンからキャプテンを務めています。173㎝の上背とDF力があるから、いてくれるだけでチームが安定します。意外と上手なのが7mスローで、亀井好弘監督に「外すまで打ってみろ」と言われて始めたら、なかなかの高確率で、7mスロー要員の1人になりました。流し、引っ張りの両方に、丁寧に打ち分けます。
佐藤那有(HC名古屋)はセットOFのキーパーソン。2025~26シーズンからHC名古屋は、藤本純季コーチ体制でフリーOFに取り組んでいるので、佐藤の役割も重要度を増しています。さりげなくいい位置にいてくれるから、センターの樋口怜於奈だけでなく、もっと他の選手も佐藤を使えたら、名古屋の得点が安定しそうです。
松田梨璃郁(大阪ラヴィッツ)は163㎝しかありませんが、3枚目を守れます。積極的なパスカットから速攻に飛び出すなど、ハードワークでチームの士気を高めてくれます。
中川智規(琉球コラソン)は小柄でも強い体で長生きしているベテラン。年々できることを増やして、2枚目DFでも信頼を勝ち取りました。
篠愛里(イズミメイプルレッズ広島)DF型

ピヴォットに守備型の選手を入れて、トータルでプラスになるようなチーム作りをする場合もあります。攻守でのメンバー交代を最小限にして、戻りで崩れないようにすることで、余計な失点がなくなり、ゲーム運びが落ち着きます。
髙野颯太(ブレイヴキングス刈谷)は絶対的なDFの要。髙野がいないと、刈谷のDFがまとまりません。3枚目DFだけでなく、5:1DFのトップとフルバックの両方ができます。特にリーグが再開した2026年2月からは、富永聖也か髙野が前に出る5:1DFが機能して、チームの調子が上がってきました。OFではピヴォットとレフトウイングの両方をこなし、脚力があります。
リーダーシップのある朝野翔一朗(福井永平寺ブルーサンダー)はDFの要。シーズン途中にDFの相棒・石川智大が引退してしまったので、朝野にかかる負担はさらに大きくなるでしょう。今後様々なDFシステムを使い分けていくとなると、朝野の頭脳と統率力がより一層重要になってきます。
廉振優(ヨン・ジンウ、ゴールデンウルヴス福岡)は3枚目DFで貢献するファイター。攻撃力ならミトゥン・オイスティン・カトゥラですが、守備面での安定感のある廉がスタートで出て、試合の入りをスムーズにします。
阿礼梨那(飛騨高山ブラックブルズ岐阜)はDFの大黒柱。ピヴォットでの動きも少しずつ上達し、スライドプレーもできるようになってきました。
篠愛里(イズミメイプルレッズ広島)はDFの起爆剤。オーソドックスな6:0DFからスタートし、途中でスッと前に出て、5:1DFのような、そうでもないような変則的なDFで相手を惑わせます。運動量がありつつ、DFラインでは誰よりもよくしゃべり、声でも貢献します。
お団子頭がトレードマークの宮田日菜子(アランマーレ富山)はDFの切り札。2枚目でエースキラーにもなれるし、3枚目に入れば驚異の運動量で、縦横無尽に牽制を仕掛けます。DFで流れを作りたい時間帯は、OFではPVで入ります。 (下に記事が続きます)
角南果帆(デレフォーレ岡山)展開力

ピヴォットがボールを持つと、DFが必ず寄ってきます。DFが2枚寄れば、必ずプラス1(1人余った状態)ができているので、ノーマークの味方にパスを出せる視野の広さも必要です。
国内のピヴォットで「展開力」と言えば笠井千香子(ブルーサクヤ鹿児島)です。DFに挟まれたら、ライトウイングの服部沙紀にパスを出すだけでなく。2次速攻でのボール運びもやってしまいます。青麗子と笠井がDFで並ぶ時間帯は、速攻では長身の青がいち早くピヴォットの位置を取り、笠井がラテラルパスを駆使して素早くズレを作ります。
速攻の展開力といえば、笠井の先輩にあたる角南果帆(元ソニー、現デレフォーレ岡山)がいます。まだリーグHに参入していませんが、今回は特別に紹介させてください。2025年12月の日本選手権でも「らしさ」が健在でした。デレフォーレは角南を中心に速攻をコントロールできる選手が3人ぐらいいるので、速攻でのパス回しがとても鮮やかです。コート全体を広く使った展開からも「デレフォーレは角南果帆のチーム」だとわかります。
宇野史織(熊本ビューストピンディーズ)走力

大型選手が速攻の先頭を走ると、とても絵になります。戻りで遅れないから、穴にならないのも隠れた評価ポイント。世界的にもアップテンポな展開が推奨されているので、走れる大型選手はこれからさらに重要になってきます。
身長2mで走れるのが玉川裕康(ジークスター東京)の強み。2024年のパリ五輪以降もフル出場した反動は大きく、2025年はケガで苦しみました。2026年になってコンディションを取り戻し、3月には代表合宿にも復帰しました。日本代表のトニー・ジェローナ監督は「タマはどんな時にも100%全力を尽くしてくれる」と、玉川の復活を喜んでいました。
岡松正剛(レッドトルネード佐賀)はスリムで走れる大型ピヴォット。試合中盤の時間帯に出場し、走り勝つことで数的優位を生み出します。
佐原奈生子(ハニービー石川)と尾辻素乃子(ハニービー石川)は、北國銀行伝統の走れる大型ピヴォット。佐原は2025年12月の世界選手権で自信をつけて帰ってきました。自分のやるべきことに集中しているときの佐原は最強です。尾辻は走力だけでなく、長いリーチがあるので、171㎝の身長以上に大きく見えます。3枚目を枝で守れるし、2枚目でパスカットもできるし、長い腕を攻守にフル活用します。
宇野史織(熊本ビューストピンディーズ)は走れて守れる、トータルバランスに優れたピヴォット。速攻や戻りで穴にならないから、宇野が出る時間帯はチームが安定します。最近は細江みづきのオシャレパスをもらう機会が多く、ピヴォットでの得点シーンが増えてきました。





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