ペンで、心を動かす。Pen&Sports [ペンスポ] 編集長の原田亜紀夫です。
パリ五輪開幕まで120日を切りました。各競技で代表内定者が続々と決まっていますが、パリ五輪は、男女の選手数が5250人ずつ、ちょうど同数になる史上初の「男女半々」五輪というコンセプトが掲げられているのをご存知でしょうか。
近代五輪の第1回大会だった1896年のアテネ大会は女子選手の参加がゼロでした。第2回の1900年パリ五輪ではテニスとゴルフに女子が初めて出場しましたが、997人のうち女子は22人で全体のわずか2.2%でした。
日本女子選手の五輪初出場は、1928年アムステルダム大会にたった一人日本から出場した岡山出身の陸上選手、人見絹枝さん(800mで銀メダル)でした。近代五輪の120余年の歴史でようやく男女比半々の大会がこの夏、パリで実現することになります。
女子スポーツ報道に注力
パリ五輪に向けて、Pen&Sports [ペンスポ]も女子スポーツの報道、広報支援に力を入れていきます。
今週も日本の女子トップリーグにバレーボール、バスケットボール、ハンドボールの3競技で参戦している企業の方と話す機会があり、多くの知見を得ました。その企業チームでは、女性が働きながらスポーツに打ち込む環境をひたむきに整えてきたことで、日本代表クラスの選手が育ってきました。女性アスリートの挑戦や企業努力をペンの力で伝えたい、と思いを新たにしています。(下に記事が続きます)
女子ハンドボール世界最終予選を現地取材
チームスポーツの日本女子代表はいまのところ7人制ラグビー(女子セブンズ)、バスケットボール、サッカーのなでしこジャパン、ホッケーのさくらジャパンが出場を決めています。
出場権獲得までもう一息のところまで来ているのが、ハンドボール(おりひめジャパン)とバレーボールです。ハンドボールは4月に開催される世界最終予選を、エバー航空の協力を得て現地(ハンガリー・デブレツェン)で取材する予定です。スウェーデン、カメルーン、ハンガリーと総当たりで対戦し、2位までに入ればパリ五輪が決まります。(下に記事が続きます)
バレーボール・石川真佑の通訳がペンスポに参画
バレーボールは5月から始まる国際大会ネーションズ・リーグがパリへの道につながります。1次リーグでは世界ランク1位のトルコ、同2位の米国、3位のブラジルなどの強豪と対戦します。現在の日本の世界ランクは9位で、パリ五輪は1次リーグ終了時の6月17日時点の世界ランク次第で決まるため、一戦一戦が重要な戦いです。
バレーボール女子日本代表の中心になりそうなのが、男子代表の石川祐希の妹、石川真佑選手です。石川選手はプロ選手としてイタリア1部リーグ・フィレンツェでの1季目の挑戦を終え、昨日2024年3月28日に帰国したばかり。Pen&Sports [ペンスポ]ではその挑戦を通訳としてサポートしたイタリア在住の中山久美子さんを新たにコラムニストとして迎え、オリジナルのストーリーを配信していく予定です。ぜひお楽しみに。
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