【ハンドボール】日本女子、パリ五輪世界最終予選、きょう4/11（日本時間12日1時）スウェーデン戦 | 第2戦は英国と

ハンドボール女子日本代表（おりひめジャパン）がパリ五輪出場権を目指すラストチャンスが目前に迫った。きょう2024年4月11日（日本時間12日）、パリ五輪世界最終予選はハンガリー、スペイン、ドイツの3会場の分散開催で開幕し、日本はハンガリー・デブレツェンでスウェーデンとの初戦を迎える。日本と第2戦で対戦予定だったカメルーンが渡航に必要な書類手続きを行えなかったとして、大会2日前に代わりに英国がワイルドカードで出場することが国際ハンドボール連盟（IHF）などから発表される異例の事態となった。五輪最終予選は4チームによる総当たり戦で、日本はスウェーデン、英国、ハンガリーの順に対戦。ハンガリー会場ではこれら4チーム中２チームが出場権を獲得する。（取材協力：エバー航空）

おりひめジャパン日程

• 第1戦：スウェーデン戦（11日午後6時＝日本時間12日午前1時）
• 第2戦：英国戦（12日午後8時半＝同13日午前3時半）
• 第3戦：ハンガリー戦（14日午後7時15分＝同15日午前2時15分）

トーナメント１　対戦国の横顔

スウェーデン　ハンガリー会場の日本の対戦国のなかで最も実績があり、最強国の一つ。5度目の五輪出場を目指している。2021年の東京五輪では準決勝に進出、優勝したフランスに27－29で競り負けはしたものの接戦を演じた。3位決定戦ではノルウェーに19－36で敗れ4位だった。昨年2023年の世界選手権でも準決勝進出を果たしている。

英国　英国の五輪出場は開催国枠で出場した2012年ロンドン五輪のみ。出場12か国中最下位の12位だった。カメルーンの渡航関連書類が間に合わなかったことにより、IHFは他のアフリカ諸国にも出場を打診したが、準備が整う国が現れず、「ワイルドカード」枠でDevelopment Purpose（ハンドボールの発展目的）という理由で急遽出場権が与えられることになったのが英国。他会場と公平性を保ち、事実上、日本、スウェーデン、ハンガリーの「不戦勝」を避けるための措置。

ハンガリー　2021年東京五輪には2008年北京五輪（4位）以来13年ぶりにカムバック。ホームアドバンテージを生かして8度目の五輪出場を目指す。

(下に記事が続きます)

パリ五輪世界最終予選

• トーナメント１（開催地：ハンガリー）：スウェーデン、ハンガリー、イギリス(*1)、日本
• トーナメント２（開催地：スペイン）：オランダ、チェコ、アルゼンチン、スペイン
• トーナメント３（開催地：ドイツ）：ドイツ、モンテネグロ、スロベニア、パラグアイ

3つの開催地で4チームの総当たり戦を行い、上位2チームずつ、計6チームがパリ2024オリンピック出場権を獲得する。*1 カメルーンが出場できなくなったためイギリスに変更