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【ハンドボール】日本の対戦国③クロアチア、過去1勝1敗 | IHF女子世界選手権

2023年女子世界選手権のモンテネグロ戦でディフェンスするクロアチア選手=IHF提供
2023年女子世界選手権のモンテネグロ戦でディフェンスするクロアチア選手=提供:IHF
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ハンドボールの第27回IHF女子世界選手権(オランダ・ドイツ共同開催)に出場する女子日本代表(おりひめジャパン)は2025年12月1日(月)18:00(日本時間12月2日午前2時)、予選ラウンドA組の3試合目でクロアチアと対戦する。初戦のデンマーク、2戦目のルーマニアに続く予選ラウンド最終戦で5日間で3試合、中1日で試合に挑む。各組上位2チームが16強によるメーンラウンドに進出するため、このクロアチア戦が日本の順位を決定づける、命運をかけた試合になる可能性が高い。

  •  日本ークロアチア戦の放送予定(JHA提供)
    • 12/2(火) 1:50〜(月曜深夜):スカパー!番組配信(LIVE)
    • 12/11(木) 23:00〜:CS 放送日テレジータス(録画)
      ※放送日時は変更の可能性あり。
目次

限定2枠のワイルドカードで出場

クロアチアがIHF女子世界選手権に出場するのは9回目(日本は21回目)。過去の最高成績は、1997年ドイツ大会での6位だ。ただ直近の成績は低迷気味で、2021年スペイン大会で18位、2023年デンマーク・ノルウェー・スウェーデン大会で14位となっている。「欧州のダークホース」的な立ち位置が指定席と言える。

しかも、今回のクロアチアは出場32ヵ国のうち2枠設けられた「ワイルドカード」の特別枠で滑り込んだ。欧州予選の第2フェーズ(2試合制)でスペインに1勝1敗で合計得点で44-49で敗れたため、本来は女子世界選手権への出場権を逃している。しかし、ワイルドカード枠による出場を申請し、IHF(国際ハンドボール連盟)に認められた。今回の女子世界選手権のワイルドカード出場は中国とクロアチアのみである。

このワイルドカード付与には明確な基準がないが、申請国のハンドボール普及状況、人気度、男子、育成年代を含めた近年の競技成績、国際大会の招致状況などで総合的に判断される。クロアチアと言えば、元日本男子代表監督のダグル・シグルドソン氏がパリ五輪半年前にクロアチア男子代表監督に「転職」し、2024年男子世界選手権で決勝に進出した快進撃が記憶に新しい。これも評価対象になった。

クロアチアの男子代表監督は元日本代表監督のダグル・シグルドソン氏=提供IHF
クロアチアの男子代表監督は元日本代表監督のダグル・シグルドソン氏=提供IHF

4年前の世界選手権は日本が勝利

世代交代が進み、若手選手が目立つクロアチア女子代表=IHF提供
世代交代が進み、若手選手が目立つクロアチア女子代表=IHF提供

日本はこれまでの女子世界選手権でクロアチアと1勝1敗のイーブンだ。2005年(ロシア大会)は30-31で敗れたが、2021年スペイン大会の予選ラウンド最終戦は28-26で勝利している。2021年には現代表メンバーの中山佳穂が最多9得点、ほかにも相澤菜月、佐原奈生子、吉留有紀、亀谷さくら、グレイ クレア フランシスらが出場していた。おりひめジャパンの中核を担う彼女たちはクロアチアに苦手意識はない。

世代交代、入れ替わるメンバー

イビツァ・オブルヴァン氏が2023年に監督に就任して以降、クロアチア代表は若手選手の登用を積極的に進めている。今回のIHF女子世界選手権でも未来を見据えたチーム編成といえる。EHF EURO(欧州選手権)2020の銅メダリストでピヴォットのアナ・デベリッチ(31)が10月に代表引退を発表したことで重要な戦力が欠けた。クロアチア代表の主将を務めてきたカタリーナ・イェジッチ(32)も膝の負傷でリハビリ中との情報があり、今回のメンバーには入っていない。

今春まで代表でプレーしていたRBクララ・ビルティッチやPVミア・ブルキッチらも不在で、入れ替わりが激しい。(下に記事が続きます)

背番号10、ミロサヴリェヴィッチが司令塔

2023年女子世界選手権のモンテネグロ戦でシュートを放つクロアチアの司令塔CBデヤナ・ミロサヴリェヴィッチ⑩=IHF提供
2023年女子世界選手権のモンテネグロ戦でシュートを放つクロアチアの司令塔CBデヤナ・ミロサヴリェヴィッチ⑩=提供・IHF

経験豊富な選手が限られるなか、ルーマニアのクラブチームでプレーする背番号10、CBデヤナ・ミロサヴリェヴィッチ(30)が司令塔として攻撃を組み立てる時間帯が多くなるだろう。ゴール前では182センチの正GKルチヤ・ベシェン(27)が日本のオフェンスに立ちはだかる。(下に記事が続きます)

オヴルヴァン監督「日本、手ごわい相手」

クロアチアのオヴルヴァン監督は予選ラウンドの組み合わせ抽選会後に「個人的には最も厳しいグループと感じているが、抽選で第4ポットだった以上、楽な組み合わせを期待するのは現実的ではなかった。本戦進出をかけた戦いは非常に興味深いものになるだろう。熟知しているデンマークとルーマニアに加え、2024年アジア王者の日本も手強い相手だ」 と語っている。

クロアチアの女子世界選手権成績 [1995-2023]

1990s

  • 1995:10位
  • 1997:6位

2000s

  • 2003:14位
  • 2005:11位
  • 2007:9位

2010s

  • 2011:7位

2020s

  • 2021:18位
  • 2023:14位

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