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【2024パリ五輪】日本代表内定選手リストを随時、更新しています。(7.1更新)

【ハンドボール】男子日本、バーレーンに逆転勝ち。27-26、パリ五輪アジア2連勝

ハンドボール男子日本代表
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ハンドボール男子日本代表(彗星JAPAN)は2023年10月19日、カタールで開かれているパリ五輪アジア予選の2戦目でバーレーンと対戦。後半途中まで追う展開が続きましたが、残り10秒を切って7mスローを安平光佑が決めて27-26と勝利しました。日本代表は2連勝。直近のアジア大会で2位の強敵(日本は4位)を下し、予選ラウンド1位通過へ向けて大きく前進しました。

目次

前半14ー16。DF5:1に修正、我慢続く

日本がグループリーグの大一番・バーレーン戦に勝利しました。後半23分に元木博紀(ジークスター東京)の速攻で25-24と勝ち越すまでは、ずっと追いかける展開が続いていました。それでも残り1分を粘り強く守り抜き、終了間際の29分50秒過ぎに安平光佑(ヴァルダル/北マケドニア)が決めた7mスローが決勝点となり、27-26でバーレーンを下しました。

昔からバーレーンはいいハンドボールをする国で、この試合でも的確に日本の弱点を攻めてきた印象がありました。DFにやや難のある選手をターゲットにして、強く1対1を仕掛けてきました。6:0DFの2枚目を狙われた日本は、途中から5:1DFに切り替えて立て直します。トップDFに髙野颯太(トヨタ車体)、部井久アダム勇樹(ジークスター東京)を起用し、バーレーンのミスを誘いました。前半終わって14-16。DFを修正できたとはいえ、GKに当たりがなく、苦しい試合内容でした。

後半29分50秒、安平が7mスロー決め勝ち越し

 後半に入るとGK中村匠(豊田合成)が大当たり。7mスローを3本連続で阻止するなど、好セーブで味方を鼓舞します。後半14分に部井久が3度目の退場で失格になっても、チームが沈むことはありませんでした。センターにキャプテンの東江雄斗(ジークスター東京)を入れてクロスを多用するなど、全体を大きく動かしながら得点を重ねていきます。また相手の戻りが遅れているのを見て、元木や渡部仁(トヨタ車体)のベテラン左腕もよく走りました。

 後半28分26-26で日本は7mスローを外しましたが、そのあとの1分間ほどを粘り強く守り抜き、29分50秒にタイムアウト。ここで審判がVAR(ビデオ検証)でバーレーンの動きを確認しました。バーレーンの選手が攻撃権を失った際に、ボールをその場に置きませんでした。試合時間残り30秒を切ってからの罰則になるため、バーレーンに2分間退場。日本に7mスローが与えられました。

 ここで7mスローを任されたのが、海外組の新鋭・安平でした。安平は後半の最初に7mスローを外していましたが、勝敗を決する場面でもう一度7mスローを託されました。安平はGKを右に動かしてから、しっかりと左にシュートを打ち込み、これで1点勝ち越し。残り8秒のバーレーンの攻撃もGK中村が防いで、日本が27-26で勝利しました。

予選ラウンド1位へ前進

日本にとってバーレーン戦は、予選ラウンドにおける「最大のヤマ」でした。直近のアジア大会では優勝がカタール、準優勝がバーレーン、3位がクウェートで、4位が日本でした。今回のパリ五輪アジア予選では、日本、バーレーン、クウェートがグループBになっています。予選ラウンドを1位通過するためには、まずはバーレーンに勝たないといけません。予選ラウンド1位になれば、準決勝ではグループAの2位との対戦になります。グループAの1位が濃厚なカタールといきなり当たる可能性を回避できます。決勝まで勝ち進めば、敗れても来春の世界最終予選が残っているので、パリ行きの可能性は残ります。もしバーレーン戦を落とすと、このあとのクウェート戦次第では準決勝に進めない可能性も出てきます。勝つか負けるかで状況が大きく変わる大事な一戦を、日本は総力戦でものにしました。 

試合の映像は、開催地のカタールハンドボール協会のYoutubeに残っています。初戦のイラン戦では、監督のテロップが「TODOROKI DAGUR」になっていましたが、今日は直っていました。 日本語の解説が欲しい人は、元日本代表の銘苅淳さん(関西学院大コーチ、アルバモス大阪監督)の配信と同時再生するといいでしょう。相変わらずわかりやすい解説をしています。

次は10/21クウェート戦。難敵は続く

DFでの粘り強さが出てきて、安平、吉田守一(ダンケルク/フランス)ら海外組も短期間でフィットしています。これぞダグル・シグルドソン監督が7年間かけて取り組んできたスタイル。短期間で合わせができて、誰が入っても機能する、ヨーロッパの強豪国のようなチーム作りを目指してきました。

日本代表の次の試合は、日本時間21日21時からのクウェート戦です。クウェートとは9月のアジア大会で1点差で敗れています。21日も勝って、1位通過をより確実なものにしたいところです。

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