野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)1次リーグC組の初戦、日本ー台湾戦は2026年3月6日、日本が13-0で7回コールド勝ちを収めた。連覇を目指す日本は世界ランキング2位の台湾を一蹴。幸先いいスタートを切った。
私は「唯一の無料生中継メディア」でこの試合を堪能した。
それはラジオのニッポン放送だ。
今大会は地上波でのテレビ中継がなく、Netflixの独占配信のため、ニッポン放送によるラジオ中継が、映像を見られないファンにとっては貴重な役割を果たしている。Netflixに未加入。しかもこの時期、引っ越しをすることになってしまった私自身はこの「ながら観戦」にはまりそうだ。
日本戦を全試合生中継
ラジオならではの詳細な情景描写と、日本代表OBによる専門的な解説がなかなかいい。
台湾戦で日本は2回、大谷翔平の満塁弾を皮切りに打者一巡、一挙10得点を挙げる猛攻を見せた。放送内ではすぐに「1イニング10得点」がWBC史上初の新記録であるというデータが紹介され、リスナーにも歴史的な瞬間に立ち会っている高揚感が伝わった。大谷が満塁弾の直後、ベンチで松田宣浩コーチと「熱男ポーズ」を披露した様子や、大谷が代打の準備をしていた佐藤輝明に「行ってこい」と声をかけた細やかなエピソードも紹介された。(下に記事が続きます)
充実の代表OB解説陣
初戦の解説を務めた元日本代表の里崎智也さんは、捕手出身ならではの分析とユーモアを交えた語り口で、台湾投手陣の配球を瞬時に読み解いてリスナーを引き込んだ。一方的な展開となった試合でも、データに基づいた持論を展開し、最後まで飽きさせなかった。
ニッポン放送は、きょう3月7日韓国戦(解説=内川聖一さん)、翌8日豪州戦(解説=谷繁元信さん)、10日チェコ戦(解説=小笠原道大さん)に続き(いずれも19時から試合開始)、侍ジャパンが東京プールを突破した場合には、15日の準々決勝、16日または17日の準決勝、18日の決勝も中継する。ラジオ番組をネット配信する「radiko」アプリを入れたスマートフォンで聴くこともできる。オールドメディアのラジオがWBCの唯一の無料生中継として、そしてNetflixに代わるメディアとしてここぞとばかりに存在感を示しているのも興味深い。
WBCをラジオで「聴く」という選択。これをお勧めしたい一方で、その臨場感に興奮しすぎて、引っ越し作業の手は完全に止まってしまったことを白状する。
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