MENU
ニュースレターに登録する

「今週の1本」やイベント案内など、スポーツの風をお届けします。

個人情報の扱いはプライバシーポリシーをご覧いただき、同意の上でお申し込み下さい。

【サッカー】三笘薫、完全復活へ。W杯日本代表に「左の翼」戻る意味

プレミアリーグ、マンチェスターシティ戦でゴールを決めたブライトンの三笘薫=2026年1月7日、英国・マンチェスター(写真:REX/アフロ)
プレミアリーグ、マンチェスターシティ戦でゴールを決めたブライトンの三笘薫=2026年1月7日、英国・マンチェスター(写真:REX/アフロ)
  • URLをコピーしました!

ケガで国際試合からしばらく遠のいている日本代表MF三笘薫(28)の完全復活が間近に迫っている。左サイドの要が不在でもブラジル代表を撃破してサムライブルーは、たくましく成長している。そんななかで、2026年の北中米ワールドカップに臨む日本代表に今後、復帰することが見込まれる稀代のウインガーにどんなことが期待されるのだろうか。

目次

鮮烈なゴール

三笘薫が所属するイングランドプレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCは、2026年1月7日にアウェーでマンチェスター・シティと対戦した。

先発した三笘薫は60分にペナルティエリアの外側で中央からの横パスを受けると左サイドに突破すると見せかけて相手の逆を突き中央に進路をとる。そして右足で狙いすましたシュートは、回転がかかり相手選手の股の間を抜けてゴール右下に決まった。

ケガから復帰後初の得点で、2025-2026シーズンの2得点目。ゴールを決めた勢いのまま、足を走らせてチームメイトと祝福した。

そして70分には左サイドから走り込みながら大きな胸トラップで相手の裏に抜け出すと中央に侵入して、ゴール至近距離から右足で優しくラストパス。ゴールエリア内に走り込んだパラグアイ代表ディエゴ・ゴメスが合わせれば勝ち越し弾という状況も、ボールの芯を捉えることができずにボールはゴール前に漂う。三笘薫は走った勢いのままゴールから数十センチメートルのところで右足を伸ばして得点を狙うったが、角度がなく左ゴールポストに嫌われた。しかし、あわや逆転弾となるチャンスを演出。しっかりと役目を果たして試合終盤の83分にベンチに退いた。

勝利こそならなかったが、アウェイで金満クラブのマンチェスター・シティに引き分けたことは大きな成果だ。(下に記事が続きます)

左足首の負傷から復調

三笘薫は、2025年9月27日のチェルシー戦で左足首を強打して負傷するとそれ以来、長らく戦列を離れていた。

そして12月13日のリヴァプールFC戦で途中出場して26分間プレーし実戦復帰を果たすと、続く12月20日のサンダーランドAFC戦でも26分間プレー。12月30日のウェストハム・ユナイテッド戦で30分間プレーすると、年を越して迎えた1月3日のバーンリーFC戦で負傷後、初となる先発出場を果たし70分間プレーした。

そして1月7日のマンチェスター・シティ戦では負傷後、最長となる83分間ピッチに立った。

1月11日のFAカップ3回戦では、アウェイでマンチェスター・ユナイテッドと対戦。過密日程ながら途中出場し12分間プレーし、2-1での勝利に貢献した。

90分間の出場が可能なマッチ・フィットネスが回復するのも時間の問題だろう。(下に記事が続きます)

三笘の不在で中村敬斗が台頭

三笘薫が日本代表で最後に先発したのは2025年9月7日のメキシコ戦(81分間プレー)で、最後に出場した試合は、途中から投入された9月10日のアメリカ戦(28分間プレー)だ。

数年間にわたりアジアでの戦いが続いていた日本代表はワールドカップ・アジア予選を終えて、メキシコ戦からワールドカップ本戦モードとなり世界の列強との戦いが続いている。

三笘薫の不在の間に成長を見せているのが、同じく左ウイングを主戦場とする中村敬斗だ。三笘薫と特徴にやや違いはあるが、個人で打開できる高い能力を有する点は共通している。

日本代表の森保一監督は、過去の教訓から選手層の強化に注力してきた。その甲斐あって大半のポジションで、主力選手が負傷しても大きく戦力ダウンしない陣容が整いつつある。

守備的な選手であれば、同じポジションに2選手いれば、バックアップや試合ごとのターンオーバーとしてうまく機能するだろう。

一方で、攻撃的なポジションでは、試合ごとではなく、1試合の中で同じポジションに複数の選手が必要になってくる。守備陣は同じメンバーで安定させて守る傾向がある一方で、攻撃陣はエネルギーを蓄えた鮮度の高い選手を次々と投入して相手を攻略していく傾向があるからだ。

そのためには、左ウイングのポジションに中村敬斗と三笘薫は、いずれもなくてはならない存在である。日本代表が強力な攻撃カードの選択肢を持つためにも、三笘薫が復調の兆しを見せているのは朗報だ。中村敬斗がいれば一見すると日本代表の左サイドはうまく回るような気がするが、1試合を通した戦略を踏まえると、大きな翼をもがれた状態になるといっても過言ではない。(下に記事が続きます)

クラブと異なる役割でも相手に重圧

三笘薫はブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンではウイングとして前掛かりなプレーをしているのに対して、近年の日本代表ではウイングバックでプレーすることが多くなっている。より守備の負担が増し、本来の持ち味である攻撃の回数はクラブでプレーする時より減るだろう。

それでも、左側面に三笘薫が陣取る意味は大きい。時折、深く斬り込んで決定的なダメージを相手に与えることができる名刀を腰に差している。

ワールドカップに出場するのは、各国を代表する名選手ばかりだ。そんななかでも、最高峰のイングランド・プレミアリーグでスーパープレーを繰り出す三笘薫はよく知られた存在だ。

ピッチにいるだけで、相手に圧迫感を与えて注意を引き付けることができる。そうなれば、たとえ三笘薫が突破をしなくても他に空いたスペースを突くことができる。戦力としてだけではなく、国際舞台で名前負けしないためにも三笘薫の放つオーラは、重要になる。

2022年カタール・ワールドカップでは、スペイン戦でゴールラインを割るギリギリの所でクロスを上げて幼馴染みの田中碧の決勝ゴールを呼び込んだ。VARで世界が固唾をのむなかでゴールが認められた伝説のプレーは「ミトマの1ミリ」として語り草になっている。

日本代表は2026年のワールドカップ本大会でグループFに入り、オランダ、チュニジア、欧州プレーオフ・パスB(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアのいずれか)と対戦する。

今夏、アメリカ大陸で新たな伝説は生まれるだろうか。2026年の三笘薫の一挙手一投足に期待が集まる。

ペンスポニュースレター(無料)に登録ください

スポーツ特化型メディア“Pen&Sports”[ペンスポ]ではニュースレター(メルマガ)を発行しています。「へぇ」が詰まった独自ニュースとスポーツの風を届けます。下記のフォームにメールアドレスを記入して、ぜひ登録ください。

個人情報の扱いはプライバシーポリシーをご覧いただき、同意の上でお申し込み下さい。

  • URLをコピーしました!

\ 感想をお寄せください /

コメントする

目次