第27回IHFハンドボール女子世界選手権(オランダ・ドイツ共同開催)でメインラウンドに進みながら準々決勝進出を逃した日本代表’(おりひめジャパン)は2025年12月7日午後3時半(日本時間同23時半)、ロッテルダム・アホイでセネガルと対戦する。予選ラウンドから通じて今大会6試合目、日本にとって最後の試合となる。ここまで全5試合がヨーロッパ勢との対戦だったが、最後はアフリカ選手権2位で今大会の出場権を得たセネガル。どんなチームなのか。
- 日本ーセネガル戦の放映・配信予定(JHA提供)
- 12/7(日)23:20〜:スカパー!番組配信(ライブ)
- 12/10(水)23:59まで:スカパー!番組配信(見逃し)
- 【配信リンク】
- 12/14(日)24:30〜:CS 放送日テレジータス(VTR)
- 12/15(月)18:00~:リーグH TV 配信(アーカイブ)
西アフリカのセネガルは2019年(日本・熊本大会)、2023年(デンマーク・ノルウェー・スウェーデン大会)に続き、女子世界選手権は今回で3回目の出場となる。国民的スポーツのサッカーでも来年のFIFAワールドカップ北中米大会の出場を決めており、アフリカ屈指のスポーツが盛んな国だ。首都ダカールは世界一過酷なモータースポーツと言われるパリ・ダカールラリーのゴール地点として名が知られるが、現在はそのゴール地点をサウジアラビアに譲った。
女子世界選手権で直接対決は初
セネガルの女子ハンドボール代表の世界選手権での成績は、2019年大会が18位(日本は10位)、2023年大会も18位(日本は17位)。いずれも順位では日本が上回った。これまで世界選手権での日本とセネガルの直接対決はなく、今回が初となる。
今回の女子世界選手権への切符は2024年のアフリカ選手権で2位となってつかんだセネガルは、決勝でアンゴラに17-28の大差で敗れている。アフリカは依然、アンゴラ1強の構図で、セネガルは地力でまだ劣る。日本はそのアンゴラに世界選手権の直前の2025年11月22日、国際強化試合Tournoi de Franceで29-28(前半16-12)で競り勝った。 アンゴラをものさしにすれば、セネガルは日本が恐れる相手ではない。(下に記事が続きます)
ダピナとディアワラがトップスコアラー
セネガルの登録選手17人のうち14人がフランス生まれだ。しかも14人は欧州でプレーしている。現時点のトップスコアラーはいずれも5試合で計15得点をマークしているRWライサ・ダビナ(30)と、LWマシータ・ディアワラ(21)だ。2人ともフランス生まれ。ダビナはルクセンブルク、ディアワラはフランスでプレーしている。

経験豊富なPVハワ・ンディアイェ(30)もフランス生まれ。ハンガリー、ルーマニア、スロベニアのクラブを経て、現在はモンテネグロのブドゥクノストに所属。欧州チャンピオンズリーグを複数シーズン経験したキャリアを持つベテランにも要注意だ。(下に記事が続きます)
ソウバク監督「モチベーション切らさない」
女子日本代表のモーテン・ソウバク監督はそんなアフリカ勢を知り尽くしている。2017年から2020年までアンゴラ女子代表の監督を務め、2018年にはアフリカ選手権優勝に導いている経験もある。監督はハンガリー戦後の取材で、「セネガルは身体能力に長け、これまで対戦してきたヨーロッパ勢とはまた違ったスタイルのハンドボールをする。今までの欧州勢との対戦とは全く違った試合になるだろう。もちろん最後にセネガルに勝ってこの世界選手権を締めくくるつもりだ。選手たちも最後までモチベーションを切らさない。そう信じている」と語った。
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