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【バレーボール】石川真佑、イタリア2シーズン目「強み生かす」と闘志

プレシーズンマッチのコネリアーノ戦でスパイクを放つ石川真佑(右)=提供:foto Rubin / LVF
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バレーボール女子日本代表で今季からイタリア1部リーグのノヴァーラでプレーする石川真佑のオンライン記者会見が2024年10月4日夕、開かれた。イタリアで2シーズン目を迎える石川は、2024年10月6日(日本時間7日0時30分)のキエリとのレギュラーシーズン開幕戦を前に「(チームには)攻撃力の高い選手はたくさんいる。私はそれに加えてディフェンスもしっかりできる強みを生かして、常に安定したプレーを出していきたい」と決意を語った。チームでの自分の役割、立ち位置をしっかりふまえた発言と静かな語り口に、自分を客観視できているイタリア2シーズン目の余裕と、今シーズンにかける闘志を感じた。

目次

格上ノヴァーラで狙う飛躍

石川は昨シーズン、初めてのイタリア挑戦で中堅チームのフィレンツェで主力としてプレーし、14チーム中10位。チーム最多の341得点を挙げてリーグの得点ランキング10位と存在感を示した。ペンスポではその挑戦の軌跡を、現地で通訳サポートを務めた中山久美子さんの連載記事で詳報した。

日本代表としてプレーしたパリ五輪では1次リーグ敗退。今シーズンからは心機一転、昨季レギュラーシーズン4位でプレーオフに進出した格上のノヴァーラでプロバレーボール選手としての飛躍を目指す。

28年ロス五輪にも意欲「イタリアの経験を出したい」

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プレシーズンマッチのスカンディッチ戦で=提供:foto Rubin / LVF

新天地となるノヴァ―ラについて石川は「チームに合流して1カ月ほどですが、チームの雰囲気は悪くない」「ノヴァ―ラは(フィレンツェより)ひとり一人のプレーの質の高さを感じる」と語り、「チームが目標としている4強、それ以上を目指してしっかりコートで活躍するのはもちろん、チームにいい雰囲気をもたらして貢献できるようにしたい」とした。個人としては「チームが勝つためにアタック決定率、サーブレシーブの返球率の数字を意識したい」と話した。背番号は「10」を背負う。「空いている番号から、以前つけたこともある番号を選んだ」という。

チームには早くもフィットしているようで、前日の10月3日にあったミラノとのエギジビションマッチでは、セットカウント3-1の勝利に18得点で貢献し、MVPに選出された。

4年後のロサンゼルス五輪について問われると、「監督やチーム方針が決まっていないのでまだわからないですが、プレーすることになったら、今までの経験やイタリアでの経験をしっかり出していきたい」。代表のキャプテンだった古賀紗理那(28)が現役引退し、ロサンゼルス五輪を28歳で迎える石川には中心選手として女子日本代表をメダルに導く期待がかかる。(下に記事が続きます)

「試合観に来て」

ノヴァーラはイタリア北東部、人口10万人の街。石川は「フィレンツェよりも静かな街ですが、過ごしやすい。たくさんの方に試合を観に来てもらいたい」。カフェ巡りが好きな石川。お気に入りのカフェは「これから探していきたい」と話した。

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