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【ハンドボール】男子日本代表オルテガ監督が退任 「後任は後日」

退任するハンドボール男子日本代表・オルテガ監督
退任が発表されたハンドボール男子日本代表監督のカルロス・オルテガ氏 =2024年7月3日、東京・代々木第一体育館©Pen&Sports
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日本ハンドボール協会(JHA)は2024年8月13日、パリ五輪に出場したハンドボール男子日本代表(彗星JAPAN)のカルロス・オルテガ監督(53)の退任を発表した。パリ五輪では1次リーグ5戦全敗に終わり、出場12か国中11位の成績だった。スペインリーグの強豪クラブチーム、バルセロナの監督でもあるオルテガ氏の任期は、4月1日の就任当初から「パリ五輪終了まで(決勝は8月11日)」とされており、このタイミングでの退任は既定路線。オルテガ氏は協会を通じて「これからも、日本ハンドボールのさらなる発展を心から願っています。日本のハンドボールはいつも私の心の中にあります」などとコメントした。後任について、協会は「後日お知らせいたします」としており、今週中に発表される見通し。

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パリ五輪「クロアチアとの試合は特別」

オルテガ氏は、前監督のダグル・シグルドソン氏がパリ五輪までだった契約を反故にし、2月に突然、辞意を表明したことにともない、日本代表監督に抜擢された。リオデジャネイロ五輪予選敗退後の7年前にも日本代表監督としての指導歴があり、短期間でアジア選手権3位に入り、翌2017年1月の世界選手権の出場権を獲得したことで「短期間でのチーム構築」の実績が評価されて再登板していた。

パリ五輪では、日本のハンドボールの持ち味であるスピードに活路を見出し、司令塔のCB安平光佑(24)=RKバルダル=、唯一の大学生CB藤坂尚輝(22)=日体大=ら若い力を積極的に起用した。相手が倒れこんだ隙に一瞬で数的優位を作って攻めあがる「フラッシュ」(クイックリスタート)の戦術をチームに改めて徹底させ、クロアチア戦では29-30、スロベニア戦では28-29と強豪をいずれも1点差まで追い詰めて善戦した。

オルテガ氏のコメント全文は以下の通り。

皆さんの温かいサポートに感謝しています。日本のハンドボールの成長を共に見守れたことは、私にとって大きな喜びです。これからも、日本ハンドボールのさらなる発展を心から願っています。

今回の大会を通じて、チームは大きく成長しました。特に攻撃面での進化が印象的でした。日本の選手たちのスタイルは観客にとって素晴らしいものでした。クロアチアとの試合は本当に特別です。少なくとも勝ち点1は得るべきで、そうすればその後の展開が変わったかもしれません。多くの選手が素晴らしいパフォーマンスを発揮し、彼らの努力と成長を誇りに思います。

ファンの皆さんのサポートは日本のハンドボールの成長にとって重要です。日本のハンドボールはいつも私の心の中にあります。

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