パリ五輪のホッケー競技は2024年8月3日、パリ郊外コロンブのイヴ=デュ=マノワール競技場で1次リーグ女子の6試合があり、日本代表のさくらジャパン(世界ランキング10位)は1次リーグ最終戦で東京五輪金メダルで世界ランキング1位のオランダに1-5で敗れた。この結果、1次リーグA組で1勝4敗、同組5位での敗退が確定。上位4位までの準々決勝進出を逃し、出場12チーム中10位で大会を終えた。11位は南アフリカ、12位は開催国フランス。A組からはオランダ、ベルギー、ドイツ、中国、B組からは豪州、アルゼンチン、スペイン、英国が準々決勝に進出した。
小早川が価値あるゴール
日本は第1クオーターからオランダに攻め込まれ、試合開始14分までに3連続失点する苦しい展開。しかし、第2クオーター8分、FW長谷川美優(ソニーHC)がサークル右から3Dドリブルで突破し、パスを受けた2023年ホッケー日本リーグ最優秀選手のFW小早川志穂(コカ・コーラ)がダイレクトで決めて一矢報いた。世界ランク1位のオランダ相手にねじ込んだ価値ある得点だった。日本は第3、第4クオーターにも失点を重ね、力尽きた。(下に記事が続きます)
及川「ちょっとした歴史つくった」
試合後、チームを代表してDF及川栞(東京ヴェルディ)は「今日は世界最高のチームと対戦して大変でしたが、彼らに対して全力を尽くしたので、本当に誇りに思っています」「パリに来て、多くのファンの前でプレーできたのは特別なことです。東京五輪で観客がいなかった私たちにとって、これはとても大きな意味があります」などとコメントした。
及川は初勝利を挙げた8月1日のフランス戦を大会のハイライトに挙げ、「大勢の観客がいて、なんとか勝つことができました。2008年北京大会以来の(オリンピックでの)勝利だったので、ちょっとした歴史を作りました。私たち全員にとって特別な思い出になるでしょう」とコメントした。
各組の最終順位は以下の通り。
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