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【バドミントン】小さな巨人、古賀穂。2028LA五輪へ挑戦

ロサンゼルス五輪バドミントン男子シングルス出場、メダル獲得を目指し、利き腕の左でガッツポーズする古賀穂選手=2025年5月、原田写す
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バドミントン男子シングルスで2028年ロサンゼルス五輪出場、そして日本男子史上初のメダル獲得を目指す古賀穂(こが・みのる)選手に会いました。私の母校・函館ラ・サール高校の後輩でバドミントンの大会エントリーポータルサイトminton代表でもある吉田英司さんが引き合わせてくれました。待ち合わせ場所の都内のハンバーガーショップにひとり、ラケット入りの大きなリュックを背負って現れたひときわ小柄な166センチのアスリート、それが古賀選手でした。

古賀選手は福岡市出身。バドミントンを極めるために13歳で親元を離れて福島の富岡第一中、富岡高校で技を磨き、早稲田大を経て、6年間所属したNTT東日本を2025年春に辞めました。パリ五輪代表男子シングルスの奈良岡功大選手(23)はNTT 東日本の後輩。2学年上の元世界ランク1位、桃田賢斗選手(30)とは高校と社会人で元チームメートでした。

目次

小、中、高校、大学、社会人すべてで全国制覇

古賀選手は小、中で日本一、高校で全国インターハイ優勝、早大でもインカレ2連覇。全日本社会人でも2019年、2023年に優勝している28歳ですが、現在は日本代表を外れています。「今までは実業団の恵まれた環境で甘えていた部分があった」と自分を追い込むことに決め、この4月に一念発起して「プロ宣言」。年齢的にはラストチャンスとなる五輪出場、メダル獲得の目標に向けて、現在は競技に専念できる長野パルセイロバドミントンクラブに所属しながら、自分ひとりでスポンサーや支援者を探して活動していくといいます。

ペンで1人をすくう、をミッションに掲げるPen&Sports〈ペンスポ〉でも新たな試みとして、古賀選手のロサンゼルス五輪出場までの道を独自取材で定点観測し、隔週で古賀選手の肉声を記事化していく構想を練っています。オリンピックを目指す選手の知られざる努力や葛藤、それを乗り越えていくプロセスにペンのチカラで伴走していきます。(下に記事が続きます)

ラリーに持ち込んでカウンター

バドミントンはスマッシュの際のシャトルの初速が時速560キロ以上の「最速の競技」と言われます。そんな競技で古賀選手は圧倒的な反射神経と技術で拾いまくり、長いラリーに持ち込んで対戦相手の体力を削っていくプレースタイルが持ち味。「相手の嫌がることをする。意地悪な選手です」と笑います。166センチの「小さな巨人」が海外転戦でパワータイプの海外選手の足を止めて打ち負かし、世界ランキングをめきめき上げ、ロサンゼルス五輪男子シングルスの国内「最大2枠」を勝ち取っていく。そして、ロサンゼルス五輪バドミントン会場の南カリフォルニア大学(USC)、ガレン・センターのコートに31歳で凛と立つストーリーは想像するだけで痛快です。(下に記事が続きます)

なぜダブルスではなくシングルスなのか

昨日の取材の最後、卓球やテニスと違い、シングルスとダブルスの二刀流がトップ選手に存在しないバドミントンで、「なぜシングルスなのか」を聞いた時、古賀選手は笑っていいました。「ダブルスはペアと励まし合ったり、支え合ったり、いいところもありますが、遠征費は倍。賞金は半分。ぼくは断然、シングルスですね」。なかなかハングリーでいい男。ペンスポは古賀選手を通じて、バドミントンの魅力を伝えていくことにもチャレンジします。

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