ラグビー・リーグワンの東芝ブレイブルーパス東京が、東京・府中市にあるクラブハウスを舞台に、ファンとひとつになるプロジェクトに乗り出す。選手が使うクラブハウスを新設するのに伴い、30年近くチームを支えた現在の施設は「ファンゾーン」へと衣替えする。「ファンは一緒にクラブをつくる当事者」との思いを込めて2026年3月31日、全3回に渡るクラウドファンディングをスタートさせた。
現クラブハウス、ファン交流の場に

第1弾の目標金額は1,000万円で、従来のクラブハウスを「だれもが楽しめる空間」へと進化させる取り組みに使う。
クラブハウスは通常、チームがトレーニングやミーティングを行う「舞台裏」だが、トップリーグ優勝5回を含む歴史を感じられる場所になりそうだ。ジュニアの育成や練習試合にも活用する。
アイデア詰まった返礼品

クラウドファンディングの返礼品にはアイデアが詰まっている。クラブハウスに眠っていた歴代の公式ジャージやサイン入り練習ボールなど、 クラブの歴史を感じさせる「お宝」を放出する。
そもそもジャージは「勝ち取るもの」という文化があり、一般への提供は控えてきた経緯がある。今回の企画では初めて「門外不出」のアイテムが表に出る。
モノでなく体験を選ぶこともできる。レジェンドOBとのラグビーや筋トレ、元日本代表の大野均さんによる「1時間店長」などで、クラブを身近に感じてもらう。「1日選手体験」ではクラブハウスでのミーティングからウォームアップ、練習まで、選手になり切って1日の流れを体験できる。
薫田真広社長は「クラブハウスをファンやステークホルダーと共有の資産として、一緒につくっていきたい」と話している。(下に記事が続きます)
第2、3弾は新クラブハウス建設資金
クラウドファンディング第2弾・第3弾は新クラブハウスの建設資金に充てる。
新施設はグラウンドを挟んで現施設の向かいに建てられる。延床約3,000平方メートルで、2027年シーズン前の稼働をめざしている。新クラブハウスはトップチームの強化拠点で、高機能トレーニング施設を備える。
新旧クラブハウスを使い分けることで「勝てるチーム」と「愛されるクラブ」を両立する。選手のパフォーマンスを高めるだけでなく、ファンにとっては距離の近さ、地域にとっては誇りとなるランドマークとなる施設として設計されている。
全3回で集める支援の目標は「現時点では5,000万円を目安にしているが、今後修正する可能性がある」としている。
7連敗、プレーオフ瀬戸際
リーグワン2連覇中の東芝ブレイブルーパス東京だが、今シーズンは13節を終えて5勝8敗と苦戦が続く。7連敗中で現在6位と、上位6チームによるプレーオフ進出の瀬戸際だ。薫田社長は後半の失速やペナルティーの増加を課題に挙げた。リーグワンでは「5%のパフォーマンスの差が勝敗を分ける」とも指摘し、「残り5試合はすべて決勝のつもりで戦っていく」と巻き返しへ覚悟を示した。
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